FIFO Utility キッチンハンド

Crib roomの食材の準備やセッテイングもキッチンハンドの仕事です。

わたしが初めてFIFO Utilityの仕事を始めたのは、キッチンハンドからでした。なぜなら、食べることが好きだからです笑。また、今まで経験してきた仕事の中でも、キッチンに関するものが1番多かったのもあります。わたしはホテルでのビュッフェに関する仕事をしたことはないですが、おそらく似ていると思います。

①仕事内容

Day ShiftとNight Shiftがあります。わたしの働いたサイトでの一例を紹介します。(サイトごとに若干異なると思いますが、大まかな流れは似ていると思います)基本的な仕事としては、Day ShiftもNight Shiftも大体同じです。

Day Shift

朝 9:00 ー Utilityとシェフで始業前のミーティング(Pre Start)。ダイニングルームの掃除をする(掃き掃除、モップ)。

キャンプの規模にもよりますが、ダイニングは広いので、1人でやるわけではないですが、掃除もなかなか時間がかかります。

昼 13:30 ー ダイニングルームがオープンするまで、割り振られた仕事をする。(サンドイッチ・ラップ作り、皿洗い※、食品や飲み物の補充・セッテイング、野菜カットや缶詰めを容器に移したりCrib room※の予備の食材の準備、など)。午前・午後それぞれ15分のSmoko※、ランチタイムがあります。

 ※皿洗いは、Dish washとPots washの2種類があります。Dish washは、皿やカトラリーなどをコンベアー式の機械を使って洗うもの、Pots washはビュッフェの食べ物が入っていた大きな容器や大きな鍋などの調理器具を巨大な機械を使って洗うものです。

このホースでまず汚れを落としてから、コンベアーや巨大機械に入れます。

 ※Crib roomはマイニングで働く人たちが自分のランチを作るところです。パンやラップが用意されていて、自分で好きな具材を入れて作ったり、ご飯やおかずを容器に詰めて持っていきます。そのほか、フルーツや冷凍のパイなどが準備されています。

とある日のランチ。わたしはこのランチを作る時間が毎日の楽しみでした^^

 ※Smokoは、オーストラリアでは作業中の休憩という意味でよく使われる言葉。

夕 16:00 ー ダイニングオープン時間は、皿洗い・カトラリーの補充、食べ物・飲み物の補充、ダイニングテーブルの掃除を、ローテーションしながら行う。夕食は交代でとる。クローズしたら、Crib roomの食材をラップして冷蔵庫に戻す、皿洗いをみんなで協力してやる。

Night Shift

夜 21:00 ー ダイニングルームの掃除。24時頃に1時間の休憩。

深夜 1:00 ー ダイニングルームがオープンするまで、割り振られた仕事をする。(皿洗い、食品や飲み物の補充・セッテイング、野菜カットや缶詰めを容器に移したりCrib roomの予備の食材の準備、など)

朝 4:00 ー ダイニングルームがオープンしたら、Day Shift同様、皿洗い・カトラリーの補充、食べ物・飲み物の補充、ダイニングテーブルの掃除を、ローテーションしながら行う。午前中のCrib roomはダイニングより少し長くオープンしているので、Day Shiftと交代するまで補充を続ける。

※どちらのシフトでも、食品衛生の観点で、食材をダイニング・Crib roomに準備してから一定時間ごとに、食品・冷蔵庫の体温を測定します。

食材はこのようにラベルを使って、名前、使用期限など管理します。

②メリット・デメリット

キッチンの仕事をして、わたしが感じたこと。

メリット

「快適な環境で働くことができる」 基本的にずっとエアコンの効いた建物の中で働くので、暑さや強い日差しにさらされることはないです。屋外ではよくあるハエにたかられることもないです笑。

「英語で話す機会が多くて◎」 キッチンでは、ダイニング・皿洗い・サンドイッチ作りなど、仕事が分担されますが、だいたい2−3人に分かれて作業することが多いです。なので、その時に、一緒に働く人たちと会話しながら仕事ができるので、英語を使う機会は多くなります。ハウスキーパーに比べると、人と一緒にいる時間が長い分、話す機会も多いので、親しくなりやすいのもポイントだと思います。

「つまみ食いができる」 食材を準備しながら、「これ美味しいよ」とみんなでちょこっとつまんだり、小腹が空いたときにこそっと何か食べたりできます。また、たまにシェフが「これ食べてみて」ってくれることもあります。

「みんなで協力してチームワークが形成される」 忙しいけど、一緒に働くUtilityで協力して乗り切ります!(たまにうまく隠れてサボる人もいるけど笑、そんなに悪い人には会ったことがないです。みんな助け合いながらやってました!)

「Night Shiftはイージーモード」 Night Shiftの場合、Utilityもシェフもスーパーバイザーがいないことがほとんどです。なので結構みんなゆるゆる働きます。朝食のオープン時間まではそんなに忙しくないのもいいです。また、個人的な意見ですが、夜の人のいないキャンプで働くのも雰囲気があっておもしろいです。

「シェフとも関わりがある」 Utilityだけでなく、シェフと同じキッチンで働くので、多くはないけど、関わる機会はあります。挨拶したり、少し話したりしてシェフとも仲良くなると、一層キッチンでの仕事が楽しくなりますよ。

シェフが作ってくれたバラ。なんとこれはトマトの皮なんです!

 

デメリット

「自分の好きな時間にご飯が食べられない」 個人的にはこれは結構ストレスでした。特にDay Shiftの場合、お腹が空いていないのに、指定された時間に夕食を食べないといけないこともありました(ダイニングオープン時間は忙しく、シフト制で役割をローテーションしていたため)。また、時間を気にせずゆっくり食べられないのも辛いですよね。

「拘束時間が長い」 ほとんどキッチンにいるのと、スーパーバイザーやシェフと一緒に働くので、常に誰かの目があるところで働くため、他のUtilityの仕事に比べるとちょっと窮屈だなと思うこともありました。

「ピークの時間がめちゃくちゃ忙しい」 ピークの時(朝は4時〜6時頃、夕は17時〜19時頃)は本当に忙しくて、「もう帰りたい」と何度思ったことか。でも、チームワークで毎日乗り切りました。

「結構力仕事がある・立ち仕事中心」 特に皿洗いをすると、腕や手首が結構やられます。調理器具や大容量の食事が入った容器は結構ずっしり重いです。皿・カトラリーの補充、掃除、食品の補充など、歩きっぱなしで、だいたい余裕で1日1万歩を超えます。

「不規則なシフトがある」 大体の場合、1週間Day Shift +1週間Night Shiftというパターンが多いです。看護師時代も夜勤をやっていたので、ある程度適応はできましたが、1週間ぶっ通しで夜勤もなかなか大変でした。

ホットミールは毎日メニューが変わります。これも毎日の楽しみの一つ。

わたしは何回かキッチンをやって、ちょっと大変だったのと他の仕事もやってみたくて、別のポジションに移りました。でも、「食べることが好きだから、キッチンで悪くない」とか、「楽しい」と言っている人もいます。いろいろ振り返ってみましたが、結局は自分の考え次第と、一緒に働くメンバーに左右されるかなって感じです。それでも一度経験としてやってみるとおもしろいですよ^^

参考になれば嬉しいです。読んでいただきありがとうございました!

Have a good day!

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