PerthからUluruへ!1ヶ月のオーストラリア半周ロードトリップの概要

こんにちは!最近は、実生活がありがたいことに忙しく、充実しており、更新が滞っていました…(続けるって簡単なことではないと実感。)

実は先日、わたしの中での最大のオーストラリアンドリームが叶いました!

オーストラリアといえば、Uluru!ということで、Uluruに行ってきました!!!

Uluruに行くことは、わたしがオーストラリアに来た理由のうちの半分以上を占めていると言っても過言ではないほど、絶対に叶えたい夢の一つでした。

オーストラリアに来たからには、絶対に行くと決めていたものの、本当に行くことになるとは…!

たまたまパートナーの彼が2週間弱、仕事が休みの期間があり、わたしも合わせて休みを取ることに。

初めは冗談半分で、「Uluruはどう?」と話していたのが、彼が本気で考えてくれて、「Uluru行くか!」となったのでした!

これからUluruに行く予定の方、いつかは行きたい!と思っている方の参考になればと思い、今回のロードトリップのことをまとめました!

大まかな行程

2025年6月6日〜6月30日の約1ヶ月(25日間+α 前日の買い出しなどの準備・戻ってからの洗車・洗濯など)でした。

私たちはPerthから出発し、South Australia → Uluru(Central Australia)→ Northern Territory → Western Australia → Perthというようにオーストラリアを反時計回りに、バンで半周してきました!

初めは、PerthからKalgoorlie方面の内陸からUluruへ直接行く行程を考えていましたが、

  • ほぼ全てオフロード(未舗装道路)→私たちのバンは4WDじゃない・今後も生活するため万が一何かあっては困る…
  • ガソリンスタンドも少ない・質が良くないので、ガソリンタンクが必要かも?→私たちのバンは外付けが難しい→車中に保管するとガソリンの匂いが気になりそう…
  • 治安や安全性が少し心配かも…

などの情報を考慮して、PerthからSAに行き、そこからA87 Roadを使って北上するルートに。A87 RoadはSAにあるPort AugustaからNorthern TerritoryとのBorderまで続くハイウェイです。

  • A87は舗装された道路だから安心
  • 行く先々にある小さな街やRoad Houseでガソリンが入れられる(値段は高いところもあるけど、ガソリンタンクはなくても行けそう)
  • ついでにSAも楽しめるし、おもしろそうじゃん!

また、WAのロードトリップで有名な、EsperanceやAlbany、Margaret Riverは夏のロードトリップでも訪れたし、冬の時期は寒くて天気も良くないことから、今回は飛ばして、最短ルートでSAに行くことにしました。

Uluruに行って、そのままDarwinまで北上し、Port Hedlandまで西に進み、Karijiniを経由してPerthに戻ってきました。

気候

South Australia (SA)

WAと同様に、この時期はSAも天気は曇り・時々雨といった感じでした。

日中は、薄手の長袖でも過ごせるくらい暖かいですが、日が陰ったり、海辺の風が強いところに行くと、少し寒かったです。海に入りたくなるような気候でもなかったし、SAはビーチというよりも、南極へ続く広大な深い海!という感じだったので、見るだけで楽しめました。

朝晩はかなり冷え込み、朝起きるとバンの窓ガラスに結露ができていたり、バンが温まるまで窓ガラスが曇っていました。

本来は、Early Birdのわたしが朝に早く起きて運転することで、時間を稼ぐ計画でしたが、なんせ朝が寒くて、布団からなかなか出られず、また、日の出の時間も7時前後で、6時でもまだ外は真っ暗なので、起きれませんでした。笑

自炊するなら、暖かい汁物や鍋などがおすすめ!厚手のパーカーやダウンは必須です!

そんな涼しい気候にも関わらず、キャンプ場やレストエリアのあるBushでは、特に夜間に蚊が大量発生して、かなりストレスでした。Bushでは自炊は車内でやったり、長袖・長ズボンは必須、バンの出入りは速やかになど、対策が必要でした。

Central Australia (Uluru、Alice Springsなど)

Uluru周辺は、日中はハエとの戦いでした!冬の時期でこんなに多いなら、夏はやばいんじゃ?!と思うくらい、普通にハエが多かったです。ハエネット必須です!せっかくのUluruなのに…と思いましたが、写真を撮るときだけ外して対応しました。夕方になると減っていくので、日中の辛抱です。

日中は歩き回る場合は、薄手の長袖や半袖でも大丈夫ですが、日陰に入ると肌寒かったりもしました。朝晩は結構冷え込み、ここでも厚手のパーカーやダウンジャケットが活躍しました。

Alice Springs周辺にはたくさんの美しいGorge(峡谷)があり、水もとても綺麗で、泳ぐことができる場所もいくつかあります。が、水がとーーっても冷たいです!日中の暑い時間帯でも、氷水のような冷たさでした!でもとても気持ちよかったので、ぜひトライしてみてください!実際に見たらきっと、美しすぎて泳いでみたくなると思いますよ。

Northern Territory (Darwin周辺)

Darwinに着いて感じたのが、ここはバリか?!どこかアジアの国か?!でした。あの、南国の暖かさと、程よい湿気がお出迎え!SAもUluru周辺もどちらかというと少し寒かったので、少し暑いくらいでちょうど良かったです。

他の地域に比べれば湿っていますが、個人的には思ったよりは大丈夫でした。ちょうどドライシーズンが始まった頃だからかな?と思ったり。

それでも朝晩は涼しかったです。

Western Australia (WA)

Kununurra、Derby、Broome周辺は、わずかに湿気は感じつつも、日中は結構カラッと暑かったです。

Port Headlandも日中は暑すぎないけど、Perthよりは断然暖かくて、過ごしやすかったです。

Port Headlandはマイニングの街として有名ですが、Karijini周辺も、実はマイニングサイトだらけだったりするんです!マイニングで働く人たちの間では結構有名で、「Karijiniのすぐ近くなのに行けないなんて!」と話題になることも多々。マインサイトの案内表示板もよく見かけるし、すれ違う車やOver Sizeの車も、マイニング関係の車がとても多かったです。

そのため、他の地域と比べて砂埃や細かいダストが多いです。Karijiniにてトレッキングをしたのですが、黒色の靴が、半分くらい赤茶色に染まっていました。また、バンも旅の終わりということもありますが、Karijiniに来てさらに汚れ、バンの中にも隙間からたくさんのダストが入り込みました。

走行距離

ズバリ、12,710Kmでした!

数に疎いわたしは、この距離がどれだけすごいのかよくわからず、ChatGPTに聞いてみたところ…

東京からリオデジャネイロまで!

シドニーからロンドンまで!

日本1周を約2周分!

との驚きの結果でした!

オーストラリアって本当に大きいんだなあと、肌で感じました。

費用(2人分)

ロードトリップ出発〜Perthに戻ってくるまでの間、実際にかかった費用をまとめてみました。

ガソリン代$2783
宿泊費$0
食費(自炊)$425
外食$411
車関係 $794
そのほか$144
合計$4557(1人当たり$2276)

大体このくらいかかるのか〜と参考にしていただければ!

(ちなみに私たちは、基本的になるべく安く!少しの不便は我慢できるというスタンスです。)

もう少し詳しい内容もシェアしていきます。


ガソリン代 $2783

これも、2人で割れば、1人あたり$1392(およそ14万円)で、そう考えると1ヶ月の旅行で移動費だけでこの値段なら悪くないなあと。個人的には、思っていたより安く済んだので、お得に楽しめてラッキーという気持ちです。

Petrol Spyというアプリを活用しながら、できるだけ安いところで給油できるように、燃費も計算し、走行距離を踏まえて、安いところでは満タンにして、高いところでは必要な分だけ入れて、安いところで満タンにするなど、できる限り費用を抑えていました(彼担当)。

そのため、警告灯が何度か光ったこともあり、少しヒヤヒヤしましたが、大丈夫でした笑。(意外と走れるものですね。)

また、私たちのバンは2002年式のハイエースで、シティーでは燃費が6km/L程だったのが、ハイウェイの長距離運転でいい時には、10km/Lを超えました!ロードトリップでは、長距離運転が大変な分、燃費は良くなるのでなんだかちょっと嬉しいですね。


宿泊費 $0

これはキャンピングバンの最大の強みですね!!

Wiki Campsを活用して、無料のキャンプ場や、ハイウェイのレストエリアを利用しました。

レビューが多くて評価のいいところを選んだので、特に何も問題なくOver nightできました。


食費(自炊関係) $425

Woolworths、Coles、IGAなどのスーパーが基本的にはどこにでもあり、また僻地でも値段が変わらず、自炊用の食品は比較的安く手に入りました。

朝昼兼用で1日2食のこともあったり、移動のため、夜はお菓子などの軽食で済ませたり、その時々の状況やお腹の空き具合によって、たくさん食べたり、簡単に食べたりしていました。

(だんだんと、「今日何食べる?」とメニューを決めるのがめんどくさくなることもあり、マックやラーメン、お菓子で済ませることも度々ありました。)

自炊といっても、そんなに凝ったものではなく、普段食べているもの(韓国料理が多め)や、ラーメンで済ませることも。

サムギョプサル!

大容量のキムチを出発前に購入したので、キムチチゲ、キムチチャーハン、ラーメン+キムチなど、いろんなバリエーションで楽しめました。

キムチのおかげで、野菜を食べる機会はあったといえど、どうしても野菜が不足しがちだったので、なるべく、ラーメンにはネギを入れたり、キムチチゲに玉ねぎを入れたり、野菜を少しでも使うメニューをなるべく考えていました。また、果物も買い物のたびに買って、よく食べていました。

また、1人よりは、2人の方が断然食費も、食材もうまくやりくりできて、食べ物を捨てることもなくいい感じに使えました。気候も、夏のような暑さではなかったおかげで、食べ物も傷みにくかったのでよかったです。


外食(主にカフェやマック) $411

小さな街では、自炊のお休みとしてマックをちょくちょく食べたり、気になるカフェやお店、サンセットマーケットなどに寄った時に数回だけ外食しました。

マックは想像を超えた、合計7回で$232も使っていました!笑

Tennessee BBQがおいしくて、ダブルを2人で一緒によく食べてました!

出発前に、Perthで韓国料理を、戻ってきてからはCostcoのフードコートも利用しました。

オーストラリアは、これといった食べ物の名物や特産品がほぼないのが、逆にありがたいですね笑。食べるのが大好きなわたしにとっては、楽しみが少ないのは残念ですが、無理なく外食費をセーブできるので助かります。


車関係 $794

これは、必須の項目ではなく、私たちのバンの一例です。

ロードトリップ中にちょっとしたトラブルもあり、車関係の出費が予想外に増えました。(たまたま街にいた期間だったので、これだけで済んだかもしれません。)

出発前にエンジンオイル購入&ワイパーの取り替えx1 $119

スペアタイアが破損していたため、タイヤ交換x1 $180

バックガラスが割れた時の修理代 $450


そのほか $144

Uluru Park Pass $76 3日間、Uluru-Kata Tjuta National Parkを利用できます。($38/Adult)

(実は、これには裏技があり、おそらくWAのBorder側からUluruに入れば、入場料を払わずに済むらしいです。)

シャワー $15 基本的には、無料のPublic Showerやガソリンスタンドのトイレにあるシャワーを使わせてもらいました。たまに、どうしてもシャワーがしたい時や、無料シャワースポットが近くになかった時などに、ガソリンスタンド・Road Houseやキャラバンパークで$2〜5でホットシャワーができるところがあり、数回利用しました。

洗濯 $41 今回のロードトリップでは合計3回ほど、街のコインランドリーを利用しました。たいていのところで、一番小さいサイズで$5〜8で洗濯機も乾燥機も利用できました。

ガスの充填 $8.99  自炊で使うガスを出発前にBCFで満タンにしました。

他にも、Uluruでの記念品やお土産、出発前にキャンプファイヤーの木を切るために買ったノコギリなどなど。

お気に入りのキーホルダー!

今回行けなかったところ

今回のロードトリップ自体は、本当に予想を超えて大満足!でした!

ただ、行きたかったところ全てに行けたわけではありません。

日程の都合で行けなかったところ

最初の計画では、Exmouth・Monkey Miaまで回ってくる予定でした。

ただ、そこに行くまでが、思ったよりも良すぎて、時間が足りなくなってしまったたのと、車のガラスが割れるアクシデントで足止めを食らったのもあり、今回は泣く泣く諦めました。

Perthから1週間あれば、Exmouthまで行って戻って来れるとのことなので、仕事の合間を見てぜひ行きたいと思っています。


2WDだから行けなかったところ

基本的に、2WDのハイエースで行きたいところには行けました(ちょっとしたオフロードやガタガタな道も、短距離なら行けました)。しかし、一部のオフロードやどうしても行けなかったところが2ヶ所あります…泣

4WDの方にはぜひ行ってほしいですし、もし機会があればわたしもぜひ行きたいと思っています。

Gibb River RoadWA(Kimberley)

マイニングサイトで知り合ったEsperance生まれ・在住の友人が実際に行ってきて、とても良かったとおすすめしてくれたのですが、ほぼオフロードで、水たまりを走ったり、4WDじゃないと危ないところも多く、断念しました。おそらく4WDの人が楽しむための道のようですね。

写真を見るだけでも、簡単に行けない、秘境のような真の自然の美しさのようなものを感じました。いつか行けたらな…。

Bungle Bungles -WA(Purnululu National Park)

Gibb River Roadに行けなくなり、せめてもBungle Bunglesだけは行きたい!このまま何も見ずにKimberleyを去るなんて惜しすぎる!という思いもあり、4WDと看板に表示があったのですが、「National Parkだし、行けるんじゃない?」「とりあえず行ってみて、ダメそうなら引き返そうそう」と、挑戦してみたのですが…

案の定、ガタガタのオフロードで、地面が柔らかいところもあり、実際に走ってみて「これは危ない!しかも、この道を2時間3時間も走るなんて無謀だ!帰れなくなるかも!」と危険を察し、渋々引き返してきました。


KimberleyエリアはQuntasの雑誌でもよく見かけて、すごく綺麗で行ってみたい!ととても期待していた場所だったのですが、結果的に4WDの車がある人たちもしくは、フェリーやヘリコプターのツアーを利用できるお金に余裕のある人なら、楽しめる場所だなーという印象でした。

1ヶ月のロードトリップを終えて

とりあえず、1ヶ月のロードトリップをざっくり振り返ってみたのですが、振り返ってみると、とても長くて、様々な思いが込み上げてきました。

オーストラリアの美しい自然、たくさんの野生動物たち、様々な人々やカルチャー。どれも新鮮で、面白く、心を揺さぶられる、素敵なものばかりでした。

「オーストラリアを旅することは、オーストラリアに住む人々にとっても、一つの大きな夢だ」と、現地で働くおじさんが話していました。多くの人がリタイアしてから、この夢を叶えるそう。

この言葉を聞いて、私たちが今、オーストラリアをこうして自由に旅ができることは、本当に素晴らしい機会だったのだと思ったのと同時に、今ある時間、今できることを大切にしていきたいなと思ったのでした。

素敵なところばかりだったので、時間がかかるかもしれないですが、少しずつシェアしていきたいと考えています…!

最後まで読んでいただきありがとうございます!

Have a good day!

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