なぜRiggerになろうと思ったか

わたしは日本で、工事現場で働いたこともないし、車の運転にも興味がないくらい、機械などはあまり得意ではありません。それでも、オーストラリアに来て、FIFOの仕事を始め、周りの影響や環境の変化もあり、Riggerとしてマイニングサイトで働くことを目指しています。

①新しいこと、面白そうなことをしてみたい

Utilityの仕事を始めて、いろんな人と働くことができて、楽しかったですが、仕事は単純作業の繰り返しです。初めは、オーストラリアのマイニングについてよく知らなかったので、キャンプに行くたびに新鮮で、楽しかったですが、少しずつわたしの中のわくわくが減っていっていました。また、逆に簡単にできてしまう仕事だからこそ、苦労したり努力したりすることが少なく、物足りなさも感じていたように思います。(海外で働くことができて、いい給料ももらえてありがたいことですが)

また、オーストラリアでしか経験できないこととして、マイニングサイトで働いてみたいという思いがずっとありました。なので、新しいポジションにも挑戦してみることにしました。

②資格や知識があれば、仕事をもらいやすい

初めはTA(Trade Assistant)を目指していたけど、特別な資格が必要ない代わりに、競争率が激しく、仕事も安定していません。コロナの人の足りていない時期から働いている人は、簡単に仕事をゲットできたと聞きますが、最近は本当に難しいです。ローカルの求人はちょくちょく見かけますが、FIFOのポジションは特に少ないです。今でも求人を見つければアプライしますが…

この数のアプライ人数は初めてみました!(Seekより)

FIFOの仕事でUtility以外のポジションを探していた時に、Riggerの募集をよく見かけたので、少しずつ興味を持ち始めたのもきっかけになりました。

③給料がいい

FIFOのポジションだと、$40〜60台!これはびっくりですね。給料がいいということも、Riggerを目指すモチベーションになっています。(でも、給料がいい分、責任もあり、危険を伴う仕事ではありますが。)ちなみにOperatorやScaffolderもこのくらいかこれよりいいことも。

④1番自分ができそうな仕事かも、と思った

Rigger以外にも、OperatorやScaffolderも資格が必要で、仕事の募集をよく見かけるポジションです。ですが、わたしは車の運転ができないので、Operatorは難しく、あまり興味も持てなかったのでパス。Scaffolderは、重いものを運んだり、足場の組み立て・解体など、がっつり体を使う仕事。体を使うことは好きだけれど、ちょっときついかなと思ってパス。Riggerの仕事は、どうやって吊り上げるか考えたり、実際に体を使ってチェーンを巻いたりなど、程よく頭と体を使って仕事ができて、面白そうだなと思い、Riggerを選びました。

Doggingの実技の様子。

⑤女性でも、経験者でなくても働いている

わたしの知り合いや聞いた話では、男女問わず、Rigger, Operator, Scaffolderなどの資格を取って働いている人がいます。わたしのパートナーはマイニングサイトで、女性のRiggerに何人か会ったことがあり、「女性でも十分できる仕事だ」と言っていたそうです。また、わたしがオーストラリアに来てすぐに、ホステルで知り合ったフランス人の女性の方は、Scaffolderの資格を取って、すぐにFIFOで働き始めていました。マイニングのキャンプでも、まだ数は多くはないけど、女性のワーカーをよく見かけますし、多くの人が「日本人はあまり見かけない」というけれど、ワーホリの人たちもマイニングサイトでたくさん働いています。見かけるたびに、かっこいいなーと憧れていました。

また、実際に現場では、安全第一に働くため、忙しなく働く訳ではないみたいです。経験がなくても、ちゃんとわからないことを伝えて、積極的に学ぶ姿勢を見せて、行動したら仲間たちが教えてくれるとも聞きました。なので、わたしは経験がないですが、やってみようと思うことができました。

クレーンオペレーターとコミュニケーションを取りながら、作業します。

わたしはまだRiggerとして働いている訳ではないので、ポジティブな考えが多いですが、現場では事故が起きたり(人が亡くなることもあるそう)、危険な仕事ではあるので、そういうリスクも考えて、ポジションを考える必要があると思います。資格を取って、仕事に就くだけでなく、現場で働きながら学ぶことが多そうです。

資格自体は、ある程度の英語力があれば、誰でも取ることができるので、マイニングサイトで働きたい方、日本での現場の経験を生かしたい方、経験はなくても興味のある方など、自分の気になる資格やポジションについて調べてみると面白いかもしれません。(ただ、資格を取るのにはお金がかかるのと、安定的な仕事に就くまでは時間がかかることがあるので、現在の仕事を続けながら、資格を取ってアプライしたり、あらかじめお金をセーブしておいたり、そういった覚悟や事前準備をしておくことをおすすめします。)

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