7. マイニングサイトで働くTA(Trade Assistant)とは?
これまでのブログでも、よく出てきたTA(Trade Assistant)について、今回はわたしのTAとしての仕事の経験も踏まえて、詳しくまとめてみました!
わたしがマイニングサイトで働きながら、見て感じたことが中心になっているので、これが全てではないですが、TAが気になるなーと思う方はぜひチェックしてみてください。
TA(Trade Assistant)とは?
TAは、Trade Assistantの略で、鉱山現場に限らず、さまざまな場所で職人(Tradesperson)※を補助するアシスタント役のポジションのことを言います(いつもTA(ティーエィ)と呼ばれます)。Seekなどで検索してみても、マイニングだけでなく、シティーの工場やWorkshopなどでも、TAの仕事があります。
※Tradespersonは、学歴やCertificationを持つ職業であり、マイニングサイトでは、Welder(溶接工)、Boiler Maker(ボイラー工)、Mechanical Fitter(機械工)、Electrician(電気工)などが多く働いています。
TAが主にアシスタントの仕事であること、以前のブログでも紹介してきたように、特別な資格や免許が必須ではない場合が多いことから、マイニング業界の入り口・一般的なエントリーレベルの職種とされています。
誰でも挑戦しやすい仕事であるため、仕事の求人がたくさんあっても競争率がとても高いポジションにはなります。未経験者やワーホリも多く、他の職種に比べたら女性も多い傾向にあります。
給料は、Site Workerの中でも低めで、会社にもよりますが、平均して時給$40〜50 あたりが多いです。
TAの仕事・役割
実際にTAがする仕事は、一緒に働くTradespersonや、現場での仕事内容によって異なるため、本当にさまざまな仕事があります。
メインの仕事は
- Tradespersonの補助
- Fire watching
- Spotter
- Sentry
以前に書いたこちらのブログで、TAのよくやる仕事について詳しくシェアしています。
そのほかのTAの仕事
・Fuel Truck
CraneやGenerator(発電機)、夜間に使用するライトなど、頻繁な移動が困難な大きな重機や機械に、燃料を補給する仕事です。Radioでコミュニケーションを取り、呼ばれた場所まで出向きます。ユット(車)の後ろに燃料の乗ったトレーラーを繋げて走ります。

車をいい位置に駐車するためのオーライオーライのSpotterとしての役割が、普通の車の勝手とは違いとても難しくて、わたしは誘導に苦戦し、おじちゃんを少しイライラさせてしまいました。

・Tool Sotreの管理(Storepersonの仕事)
現場で使うさまざまなツールを、整理整頓したり、どのチームに何を何個貸し出したか記録したりする仕事です。基本的にツールは、必要なものをピックアップして現場まで持っていきます。

簡単そうに見えますが、ツールの名前だけでなく、サイズや付属品などの細かいことまでわかっていないと、なかなか務まらない仕事にはなります。
ワーホリのTAが、一時的にStorepersonの仕事を任されていたのですが、現場で必要なツールを探し出せず、他の人が探して見つけたということがあったそうです。
TAのリアル
ここからは、わたしがTAとして働いた時に感じたことや、サイトでTAの子と話したり、TAと一緒に働いて思ったことをシェアしていきます。
・仕事のきつさ
任される仕事、その時々のチームでの仕事内容や仕事量、メンバーの協力具合など、時と場合により異なります。マイニングの仕事の全般的に言えることですが、めちゃくちゃ忙しい時もあれば、めちゃくちゃ暇な時もあったり、予想不可能です。
重いものを運んだりすることもあれば、電動ツールを使ってボルトを締めたり、必要物品を取りにいくために階段を上り下りしたり…。
アシスタントの立場としては、必要なものを準備したり、メンバーに気を配ったり、何もやることがないと「何か手を動かさないと…」と仕事を探したり、特に一緒に働くメンバーと慣れるまでは、精神的にも神経を使います。ただ、アシスタント業務が多いため、仕事に対する責任といった部分では、負担は少ないです。
Fire watching、Spotter、Sentryの仕事は、監視・立ち合いの仕事のため、身体的なきつさはないです。(Night Shiftの時は見ているだけの仕事は眠気に襲われるので、楽だけど大変です。)

・チームメンバーとの関係性
TAがアシスタント的な立場だからといって、はっきりとした上下の関係性というものを感じたことはないです。次から次へ、いろいろ頼まれて忙しい時もありますが、それがTAの仕事であり、未経験でFIFOの仕事をさせてもらえていることを考えれば、ありがたいことと思えます。アシスタントだからと軽く扱われたりすることはなく、Thank you!やGood work!と声をかけてもらえることが多く、お互いにリスペクトがあるように感じます。
Tradespersonたちも、自分たちの仕事に集中して、責任を持ってやっているので、なんでもかんでもアシスタントのTAにお願いすることはなく、自分たちでやろうとする人が多いので、思った以上にアシスタント業務は少なかったりします。
マイニングに限らず、オーストラリアが日本とは違って職場での関係もフラットな場合が多いのもありますし、マイニングで働く時は、差別やいじめなどについてマイニングの親会社が厳しく指導していて、クビになる可能性もあるため、そういった悪質な雰囲気もほとんど感じないです。
仕事が始まる前のPre Start(朝礼)の時にも、たまに「みんな何が1番の目的だ?Money、Family、Holiday…」といった感じで、みんなの主要な目的がお金であるという共通意識があるので、問題を起こさず、みんなでうまくやろうという雰囲気があるようにも感じます。
あまりにも、よくサボっていたり、よく働かないと思われると、陰で愚痴られていることはあります。(Supervisorやチームリーダーは直接は何も言わないけど、メンバーの働きぶりをよく見ています。)日頃からコミュニケーションを取って、関係を作っておくことも大切にはなってきます。

・どんな人がTAとしてうまくいっているか?
TAに限らず全ての人に当てはまるものですが、やっぱり一生懸命働く人は、みんなからの印象もいいですし、チームメンバーともいい関係性を築いているなーと感じます。(そういう人たちは、Swingを次から次へたくさんもらっていたりします。)サボりがちな人と一緒に働くと、流されてしまいそうになるので要注意です。
どんな仕事も、不満を漏らさず、気分良く受け入れることも好印象です。
ある程度の英語力・コミュ力があり、自分からどんどん声をかける、わからないことは聞いたり確認したりする、積極的に行動できる人も、他のチームメンバーから頼りにされています。
周りに気配り、気遣いができることも大切です。現場を整理整頓するHousekeepinなどのちょっとした仕事(悪く言えば雑用)も、TAがやることでチーム全体が円滑に進むようになっています。
また、誰かに言われたことを淡々とこなせる人、自分が主役!自分がでかい仕事をやるぞ!というよりは、陰で誰かをサポートしたり地味な仕事もオッケーな人は、TAに向いていると思います。

・本当に未経験でも大丈夫?
実際に、未経験のワーホリの人もたくさん働いていますし、新しく始める人も多いです。(マイニングの現場でも、それは暗黙の了解のような、みんなわかっているし、誰も何も言わない雰囲気すらあるように思います。)
ただし、仕事を続けていくためには、それなりの努力は必要です。オーストラリア全般に言えることだとは思いますが、例えば日本でいう新人・新入社員に対する教育・指導に値するものがない場合がほとんどで、マイニングも例外ではないです。
教えてもらえるのを待っていても、誰も何もしてくれません。現場でチームメンバーの動きをよく観察したり、わからないことはメンバーに聞いたり、調べたりして、自分で学んで覚えていく必要があります。
わたしも、マイニングサイトで働き始めたばかりの頃は、ツールの名前や使い方もわからなければ、マイニングサイトでの仕事がどのように回っているか、専門的な機械の名前など、さっぱりわかりませんでした。(今もまだまだ、わからないことだらけです)
マイニングサイトでは、わからないことを聞いたりしても、怒られたり責められたり、馬鹿にされたりすることはほとんどなく、みんな親切に教えてくれます。人によっては、わざわざデモンストレーションをしてくれたり、現場に行って実際に見せながら教えてくれたりするので、本人のやる気さえあれば未経験でもTAの仕事はできます。

TA 必須資格・あるといい資格
必須資格
- AUS C-Class Drivers License
- White Card
- Working at Heights
- Confined Space
- Gas test
あるといい資格
- Forklift
- EWP(Over 11m)
- Telehandler
- HR Drivers License
- Basic Fire
- Provide First Aid & CPR
詳しくはこちらのブログでシェアしています。
未経験者や女性も多いということで、わたしも初めはTAを目指して、仕事にたくさんアプライしていました。ですが、やはり競争率も高く、運もついていなかったのか、結果的にTAの仕事をゲットすることができませんでした。
実際、マイニングサイトで働いていて思うのは、やはり男女問わず、現場経験のない人でTAをやっている人は本当に多いということです。ワーホリも多く、誰でも始めやすいポジションであると言えます。
現場でも、TAを必要とする場面が多いので、これからもTAの需要はなくならないと思います。他の人と差をつけるために、追加の資格(あるといい資格)を取っておくのも強みとなるかなと思います。
TAについて参考になれば幸いです!
Have a good day!
※気軽にコメントお待ちしています。
※WA、Perthの情報が主になります。
※わたしは英語力・コミュ力低めです。なので、英語力・コミュ力のある方は、わたしほど苦労せずに仕事をゲットできる可能性があります!また、英語・コミュ力に自信のない方でも、努力と挑戦次第でマイニングの仕事はできます!応援しています!
※ワーホリ、マイニング未経験者の視点からまとめています。(経験者や技術職の方には当てはまらない部分もあるかと思います。)間違っている情報や、追加・修正などあればぜひ教えていただけたら助かります。











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