9. 気になるFIFO・マイニングジョブのメリット&デメリット

サイトで休憩室として使うCrib room。

これまでFIFO・マイニングを推してきましたが、もちろん、いいことばかりではありません。

今回は、わたしがFIFOワーカー( Utility・Site Worker )として働いてみて感じた、メリットやデメリットをシェアしていきます。

メリット

マイニングジョブのメリット・おすすめする理由については、以前ブログでシェアしました。

  • 稼げる
  • ワークライフバランスがいい
  • 多国籍・英語環境
  • 安全第一でせかせかしすぎない
  • 飛行機にたくさん乗れる
  • オーストラリアならではの体験
  • オーストラリアのいろんな自然を楽しめる
  • セカンド・サードカウント対象
  • 同一雇用主6ヶ月制限なし
  • ワーホリだからこそできる…など

ここでは、そのほかで思いついたメリットを追加でシェアしていきます!

飛行機に慣れる!

空港って、出かけるというわくわくな楽しみもありつつ、それでもやっぱり緊張しますよね。

FIFOの仕事をしていると、1ヶ月に多い時では往復4回以上飛行機に乗るため、荷物検査やボディチェックなどの検査も毎回経験することになります。

そのおかげで、いい意味で余裕ができて、無駄な緊張や不安はなくなっちゃうんです。

遊びに行く飛行機でも、チェックインや身体検査は慣れた手つきで通過できて、ちょっと飛行機慣れしたかっこいい人感を味わうことができます。笑

本当に、海外旅行で飛行機に乗るハードルがかなり下がったように感じます。

また、先日、パースの上空の天気が荒れていた模様で、普段は内陸を飛ぶ飛行機が、西の海の上を飛んで、最後に内陸に入って着陸するという、いつもと違った方向からパース空港へ。

2年以上マイニングの仕事をしていると、そんなことに気づいたりして、おもしろいです。

交友関係を維持しやすい!

ワーホリでFIFOの仕事をしている人たちは、長く続ける人が多く、ワーホリビザが終わるまでパースやWAにいることがほとんど。他の都市からFIFOの仕事をするために移動して来る人も多く、残りのワーホリをFIFOに捧げる人が大半です。

ですが逆に、FIFOの仕事を辞めて、他の都市へ行くという人はワーホリではほとんど見かけません。(ワーホリ後に、学生ビザなどで学校に通う人の中では、他の都市に移動する人はいます。)

ゴールドコーストからパースに戻ってきたUtility時代の友達と。

ファームなどではシーズンが終わるとみんな次の場所に移動したり、さよならになると聞きますが、そう考えると、FIFO・マイニングジョブの場合は、パースやWAに留まっている人が多いため、予定さえ合えば、休日に会ったりすることも可能です。

仕事を共にした仲間というのは、分かり合えることも多く、長く関係が続きやすいように思います。わたしが付き合っている友人は、以前一緒に働いたことのある人がほとんどです。

ゴールドコーストに住んでた友人が教えてくれた◯ニスのような形の地形。笑

デメリット

最初の仕事をゲットするまでが大変

マイニングの仕事をゲットできた人、現在仕事を探している人なら、この大変さがわかるかもしれません。

オーストラリアは経歴重視・コネが強力なことでよく知られていますが、FIFO・マイニングジョブも例外ではありません。経歴やコネがない人が仕事をゲットするのは簡単ではなく、少なくとも2−3ヶ月ほどかかると考えた方がいいと思います。

逆に言えば、一度経歴ができれば、継続して働いたり、その後の仕事探しもだいぶEasyにはなるので、最初が踏ん張り時です。

ですが、残りのビザの関係で諦める人や、ファームに行く人などもいるようです。

ビザの残りの期間にもよりますが、FIFOの仕事をもらえるまでは、できるならパースやWAにいることをおすすめします。パースでシティジョブをしながらFIFOの仕事にアプライする人もたくさんいますし、わたしもパースで仕事をしていたため、声がかかった時に、すぐにFIFOジョブに移ることができました。

FIFO・マイニングジョブをゲットするためには運やタイミングも重要になってくるので、すぐに動けるパース周辺にいることを強くおすすめします。

仕事の先の日程が決まらない

FIFO・マイニングの仕事は「2週間働いて1週間休むというサイクル」という認識が多いと思います。

このような固定されたロースターには、2:1 (2 weeks on、1 week off)、3:1 (3 weeks on、1 week off)、8:6 (8 days on、6 days off)などがあります。

ただ、実際は、そのような決まったロースターの仕事が必ずしももらえるわけではなく、どちらかというと特にワーホリではかなり稀です。ロースターはオーストラリア在住者やフルタイムの人が多いです。大きなプロジェクトがある場合は、ワーホリでも一定期間限定で固定のロースターをもらえることはあります。

(Utilityの場合は、フルタイム雇用だと固定されたロースターで働けることが多いです。また、カジュアルでも2:1ロースターに近い日程で働けることが多いですが、先の日程まで確実に決まっていることは少ないです。)

ここからはSite Workerの話になりますが、Site Workerでロースター以外の働き方としては、さまざまな場所で行われるShutdown(機械を止めてメンテナンスをするのが主な仕事)に派遣されるというものがあります。大半のワーホリ勢はこのShutdownで働きます。

このShutdownがなかなかのくせものなんです!

  • Shutdownが急にキャンセルになることがある
  • 先の日程が確定していない
  • 日程が変更になることがある
  • 人員削減されることがある

などなど…。ロースターやフルタイムの方が安定していいじゃん!と思うのですが、残念なことにプロジェクトやロースターよりも、Shutdownの仕事が多いのが現実です。また、仕事が多い=もらえる仕事が多いではないというのが悲しいですがミソなんです。

仕事おわりのお疲れな背中。

わたしは、Riggerの仕事を始めた時に、運よく2:1ロースターのプロジェクトの仕事をもらうことができました。そしてプロジェクトが終わるとロースターも終了し、現在は不規則なShutdownの仕事をしていて、毎回違うサイトに呼ばれた時だけ働きに行っています。

わたしのパートナーの場合は、固定ロースターではなく、日程や期間は毎回バラバラですが、毎回同じ場所のShutdownに派遣されており、安定的に仕事をもらえているという少し特殊な働き方です。

会社や人によって、さまざまな働き方がありますが、Shutdownは不規則で、急なキャンセルもよくあるため、多くの人がカジュアル雇用で複数の会社を掛け持ちしています。なので、複数の会社とのやりとりや仕事のキャンセルの可能性など、いろいろストレスに感じることがあります。

ロースターがもらえたらラッキーではありますが、場合によってはプロジェクトが結構忙しかったり、派遣されるサイトが特殊なサイトや人気のないサイトだったり、給料が低かったり…と訳ありなことが多いのも事実です。(これはわたしも経験したので、このことはまたブログにまとめたいと思っています。)

以前、友人が「3:1ロースターできつかったけど頑張ったのに、その後に仕事をもらえなくなって、別の会社と働くことにした」と話していたこと、わたし自身も、プロジェクト後に優先して仕事をもらえたわけでもなかったので、そのあたりは人情味なく容赦ないのがオーストラリアです。

予定が合わないと会えない

わたしたちはカップルでFIFOの仕事をしていますが、それぞれ別の会社で働いており、固定ロースターなどの決まったシフトではなく、1週間の仕事だったり、10日間の仕事だったり、2日休んで次の日からまた仕事だったりと、不規則に働いています。

Utilityの場合は、うまくいけばカップルで同じキャンプ・職場で働くことを調整してもらえる可能性はあります(わたしの同僚はコネを使って彼女を呼び寄せていました)。一方で、Site Workerの場合は、同じ会社に雇ってもらえたとしても、同じSwingをもらえる確率は低いです。

彼女と同じサイトで働いていた同僚が、彼女の分のコーラもちゃっかり買ってあげてた。ほっこり。

そのため、長い時だと1ヶ月以上、顔を合わせられない!ということが何度もあります。会えても2日だけ一緒に過ごせるなんてこともあり、行ける場所が限られることもしばしば。このことでかなりたくさん喧嘩をしました…。

また、友人もほぼFIFOの仕事をしているので、お互いの仕事のスケジュールや出かける日程が合わないと、なかなか会えなかったりします。(たまにマイニングキャンプやサイトで会えることはあります。)

かれこれ3ヶ月ぶりに友達と会ってピクニック!

メリットで交友関係が維持しやすいと言っておきながら、ここではなかなか会えない…と若干矛盾していますが。自分次第ということです!

1週間ぶっ通し夜勤

基本的にFIFOの仕事は、UtilityもSite WorkerもNight Shiftがあります。Night Shiftも1日12時間(実質労働時間11時間)は変わりません。

よくあるのは、1週間Day Shift+1週間Night Shiftの2週間のSwing、Night Shiftのみ1週間前後、数日Day ShiftをやってからのNight Shiftなどです。

わたしが看護師として日本で働いていた時、夜勤は多くても1週間に1回のみだったので、1週間ぶっ通しで夜勤をしたことがありませんでした。

Night Shiftが始まると、慣れるまでの最初の2−3日がしんどく、慣れてきたと思ったら身体的にしんどく、仕事が終わってパースに戻ったと思ったら普通の生活に適応するまで2−3日しんどい…という感じで、なかなかきついです。

サイトでも「いくら給料がいいからって、体の健康のことを考えたらNight Shiftなんてやってらんない!」とよく話しています。Night Shiftは多くの会社でDay Shiftの給料15%増しです。

逆に、「暑くないし、ハエもいないし、静かだからNight Shiftが好き!」という人もいます。

身体的なしんどさだけでなく、眠気との戦いでもあり、エナジードリンクやコーヒーは必須です。

マイニングサイトでみるスーパームーン!

ダスト

わたしもハウスキーパーの仕事をしたことがあるのでわかるのですが、そんなに細かいところまできれいにはしません。笑

エアコンのフィルターやお風呂の換気扇、窓際などがダストや埃まみれなのはよくあることで、キャンプによってはかなり古くて、汚れの染みついた床やシャワー室もあります。

また、滞在するキャンプはマイニングサイトの近くにあることが多く、風が吹くとキャンプの方までダストが飛んでくることもありますし、乾燥した地面から土埃が舞うことも。(ロードトリップやオフロードを走ったことのある方は土埃が舞うのを経験したことがあると思います。)

また、Site Workerが休憩するCrib roomやトイレも、よく見るとダストだらけなんです。笑

今となっては気にしすぎないようにしていますが。

ダストや埃が多いこと、乾燥した地域であることから、空咳が出たり痰が絡むことも多いです。

わたしはのど飴を持参したり、水をたくさん飲むようにしたり、寝るときはマスクを付けたりして対策しています。

マイニングサイト・キャンプはダスティなので、いつも、パースに戻ってきた時に、空気のきれいさ・おいしさ、思いっきり深呼吸ができる喜びを感じています。

Cribのダストまみれなエアコン。もはやカバーもない。笑

メンタル

FIFOの仕事をしている人で、鬱やメンタルヘルスの問題が生じやすいといった話を時々聞くことがあります。

わたしも実際に、孤独感や寂しさを感じることはよくあって、1人で泣いたりすることもあります。パースにいる今思うのは、やっぱりFIFOの仕事は僻地・長時間労働などいろんな部分で制限があることによるストレス、限られた人間関係の中で過ごす時間が長いというストレス、12時間労働・不慣れな環境によるストレスなどなど…があるなあということ。

個人的にはやっぱり一番は人間関係・繋がりの薄さによるストレスが多い気がします。

例えば、

  • 英語がうまく話せなかったとき
  • チームメンバーとうまく馴染めなかったとき
  • 広い食堂で1人でご飯を食べる時
  • 生理前のメンタル低下時期
  • 仕事がうまくいかなかった時

Utilityの時は、仕事後にみんなで一緒にご飯を食べることもよくありましたが、Site Workerだと個人個人が多い傾向にあります。

仕事のメンバーはいい人たちでも、やはりプライベートまで顔を合わせるとなると、ちょっとめんどくさいと思うこともあります。(日本で、朝食〜仕事〜夕食まで上司や同僚と顔を合わせるとなるとちょっと…と思います笑)

また、人の繋がりは恋しい反面、自分の自由時間も欲しいし、英語を話すことに疲れてしまったり、と葛藤することも。

メンタルでしんどい時にわたしがよくやることは

  • パートナーや家族と話す
  • 友達に連絡してみる
  • 動物の癒し動画を見る
  • 渡辺直美のPodcastを聴く
  • 日本語の本を読む
  • ノートに思いつくまま書く
  • 塗り絵をする
  • ChatGPTに相談する
  • SNSは見ない
  • ヨガをする
  • 早く寝る

などがあります。

日本の友達に久しぶりー!元気ー?なんて連絡すると、多くの人が「オーストラリアいいな!」「かっこいい!」「すごいー!」と言ってくれて、少し気分も上がります。

メンタル面で辛い時もありますが、自分が好きなこと・癒やされることはどんなことか?など、自分のことを知るいいきっかけになります。

大好きな東京のIndian Canteen AMIのえみさんのZINEを読んで気分転換。

気分が落ち込んだ時も、気分転換をしたらその後はうまくいくことも多く、そうやって少しずつなんとかなるようになっていきます。本当に、日々学び!日々成長!です!

金銭感覚の変化

(これはデメリットではないかもしれませんが)

仕事は大変でも、ペイスリップをもらうと「これはすごい!やっぱりもう少し続けよう!」という気持ちにいつもなります。それだけ、日本では考えられないような給料をポーンと受け取ることになるので、使い過ぎには注意が必要です。

わたしも、仕事中にお金を使ったり、欲しいものがすぐ手に入らない状況なので、給料が入ると財布の紐が緩んだり、刺激や物欲に負けそうになることがあります。

また、仕事の間はお金を使わなかったからと言って、パースに戻ったことで自由になって、気にせずお金を使ってしまうなんてことにもなりかねません。

例えば、マイニングキャンプにあるショップで毎日のようにお菓子やジュースを買っている人もよくいますし、パートナーの友達で、彼よりたくさん仕事をして稼いでいても、外食や遊びにたくさんお金を使っている人たちは、あまりお金を貯められていないようだったと話していました。

もちろん、お金を貯めることが全てではなく、遊びも必要で、お金の使い道も人それぞれですが、自分が払おうとしているお金は妥当な価格か、本当に必要かということは忘れないでおきたいものです。

サイトでもらったチュッパチャップス。久しぶりで懐かしい。

ローカルな繋がりが築きにくい

わたしは、その地域や国のカルチャー・暮らしに触れるのが好きで、その場所に馴染みたいという思いがあります。FIFOワーカーに限らず、バックパッカーやワーホリではなかなかできないことではあるとは思いますが。

行きつけのカフェだったり、よく顔を合わせる人だったり、お店でいつも一緒に働く仲間だったり…そういう関係が羨ましくなる時があります。

毎回パースに戻るたびに通えばいいのですが、いろいろ開拓したい冒険心もあるため、同じところに通い続けるのがなかなかできない自分の性格のせいもあります。笑

パースのお気に入りのパン屋Teeter Bakery

わたしのパートナーの口癖が「なんでも長所・短所があるよね」です。

まさにその通りで、FIFO・マイニングの仕事もいいことばかりではありません。

そして、実は今、わたしは絶賛仕事がもらえない期間にいます。(最近は、マイニングサイトの多いパース北部のPilbara地域で、雷や嵐などの悪天候が続いているため多くのShutdownがキャンセルになったという噂も。夏の時期は、パースの天気がいい一方、北部では雨や嵐が多い傾向にあります。)

会社に連絡してどんな仕事でもやりたいということ、他の会社にもいくつか連絡はしてみたものの、音沙汰なしです。パートナーの彼は仕事に忙しく、わたしだけ長く休むのは申し訳ない気持ちにもなるのですが、「できる限りやったなら仕方ない。気にせずゆっくり休んで!」と声をかけてくれて、仕事がなくても落ち込まずにいられて、とてもありがたいです。

今回は、バリなどのアジアには行かず、パース周辺で自由に過ごしているのですが、やっぱりFIFOはとても特殊な働き方で、わたしにとって気付かぬうちにとてもストレスになっていたんだなとすごく実感しています。

なぜなら、朝のビーチで泳いだりヨガをしたり、自然の中で過ごす自由な時間があること、行きたかったカフェやお店に行けること、やりたかったことができること、街で過ごす時間が増えることでオーストラリアやパースのカルチャーを楽しめることなど…何気ない生活が楽しいからです。

でも、こういった余裕があるのは、これまでFIFOの仕事を頑張ってきたからでもあります。ワーホリ1・2年目の時は、FIFO生活に慣れること、仕事をすることにフォーカスして、お金を貯める!節約!というモードだったので、パースでの生活を心から楽しめていなかったので、当時はとても荒んでいました…(今だから言えることですが)。

わたしが伝えたいことは、FIFO・マイニングの仕事はできる時・もらえる時にがっつりやっておくことです。仕事・仕事ばかりで正直辛いこともありますが、仕事をもらえるがままにこなしてみてください。後から絶対に頑張ってよかったと思えます。また、わたしのように、仕事がもらえない期間があっても、貯蓄があればダメージは少なくなります。(特にカジュアル)

デメリットもたくさんシェアしてきましたが、それでも私たちが3年間続けているように、それだけFIFO・マイニングの仕事は魅力的であり、まだまだ若くワーホリという限られた期間にやる仕事としては、本当におすすめです。

デメリットもあるよな〜と頭に起きつつ、FIFO・マイニングの仕事を視野に入れてみてください。

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!参考になれば幸いです!

Have a good day!

※気軽にコメントお待ちしています。

※WA、Perthの情報が主になります。

※わたしは英語力・コミュ力低めです。なので、英語力・コミュ力のある方は、わたしほど苦労せずに仕事をゲットできる可能性があります!また、英語・コミュ力に自信のない方でも、努力と挑戦次第でマイニングの仕事はできます!応援しています!

※ワーホリ、マイニング未経験者の視点からまとめています。(経験者や技術職の方には当てはまらない部分もあるかと思います。)間違っている情報や、追加・修正などあればぜひ教えていただけたら助かります。

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