4. FIFOの仕事で必須資格・あるといい資格

FIFOの仕事やマイニングサイトで働くためには、いくつか必要な資格(Ticket)※があります。
※会社やエージェントとのやり取りでは、”Ticket”と言われることが多いもので、ここでは”資格”に統一して話を進めていきます。Google翻訳などを使うと、資格=qualificationと訳されたりしますが、マイニング界隈ではほぼ使われず、同僚との会話や会社とのやり取りでもTicketと使うことがほとんどです。
今回は、
- FIFO全員必須資格
- FIFO Utility 必須・あるといい資格
- FIFO Site Worker ほぼ全員必須資格
- FIFO Site Worker あるといい資格
- 資格について知っておいてほしいこと
についてざっくりとシェアしていきます!
FIFO 全員必須資格
FIFOの仕事全般に関して、Utility、Site Workerに関係なく、全員必須!というものは2つあります。
①オーストラリアのC−Class運転免許証
まずは、WAの運転免許に関して、Chat GPTに簡単にまとめてもらいました!
🚗 WAの免許ステージ(超シンプル版)
1️⃣ L(Learner)=練習免許
- 監督者が必要
- Lプレート表示
- 練習時間を記録
- 飲酒ゼロ
2️⃣ P(Provisional)=仮免許/初心者
- 一人で運転OK
- Pプレート表示
- 速度や夜間などの制限がある
- 飲酒ゼロ
- 一定期間(通常1〜2年)でFullへ
3️⃣ Full(Full Licence)=完全な本免許
- プレートなし
- 運転制限なし
- 正式なドライバー
🔧 Fullライセンスのオートマ / マニュアルの違い
● C-A(Automatic)=オートマ限定
- オートマ車だけ運転OK
- マニュアル車は運転できない
- 取得はカンタン(AT車でテストを受けた場合)
● C(Manual)=マニュアル免許(オールOK)
- マニュアル車 + オートマ車の両方運転OK
- マニュアル車で実技テストを受けた場合に付く
- 将来、仕事で車を使う人はこっちが便利
免許 内容 L 練習中、監督者あり、L表示 P 一人運転OK(制限あり)、P表示 Full 制限なしの本免許 C-A(AT) オートマのみ運転可能 C(Manual) マニュアル+オートマ両方OK ーーーChat GPTより
- 基本的にマイニングの仕事ではInternational運転免許証はNGのことが多い。
- 万が一サイトで緊急事態が起こった時に、車で移動ができる必要があるとのことで、運転免許が必須になっているとマイニングで働いている人から聞いたことがある。(ただし、実質は運転の可否云々というよりは、会社に登録する時点で顔写真入りの証明書が必要になったり、オーストラリアの運転免許証ナンバーが必要になったりすることが多い。)
- Utilityでは運転できなくても問題はなし(運転が必要な仕事が限られているため)。
- Site Workerの場合は、Utilityより運転が必要な機会が増えるので、ある程度運転できるとGoodではある。ちなみにわたしは、サイトでもほとんど運転したことがないので、運転ができなくても問題はない。現場の同僚は大抵の人が運転ができる人なので、誰かが代わりにやってくれるし、サイトによっては運転する人は許可証が必要となり、限られた人のみ運転ができるというサイトも。
- 仕事の募集要項に、Manual必須と記載されている場合もあるが、あまりこだわらずアプライすればOK。(一部マニュアル車の運転が必須になる職業を除く。)
- 実際、わたしもオートマだし、わたしの周りにもオートマの免許でサイトで働いている人はたくさんいる。

日本でペーパードライバーの方も、とりあえずオーストラリアの運転免許証に書き換えるようにしましょう!わたしも、日本でもペーパードライバー、オーストラリアに来た当初も、Utility時代はペーパードライバーで運転もしませんでした。仕事でも運転することはなかったので、ペーパードライバーでも全く問題なかったです。とりあえず、会社に登録する際に、オーストラリアの運転免許証があればいいので、渡航前に準備を忘れずに!
運転免許の書き換えについて、詳しくはパース大使館のホームページや、DoT WA (Department of Transport Western Australia)で確認を!
また、25歳以下の場合や日本で運転免許を取り立て(経歴が浅い)場合は、すぐにオーストラリアのフルライセンスに書き換えられない可能性がある?!だとか、2025年から日本の免許の書き換えにも試験が必要になった?!という情報も目にしました。今回のトピックではないので詳しいことは省きますが、ご自身でご確認を!
②White Card
これは知っている人やすでに持っている方も多いかもしれませんね。
- 現場・マイニングの仕事を始める前に受ける安全トレーニング。
- 対面・オンラインで取得可能。
- コンストラクションの現場などでも必要になるもの。
- 作業中の危険や、リスク、PPE(保護具)などについて学ぶ。
- わたしは対面で2日間で取得。1日目に講義、2日目に筆記試験。
- 合格するとカードがもらえる。

ということで、まずFIFOの仕事をしたい!と思った方は、この2つの資格を準備しましょう!
FIFO Utility 必須・あるといい資格
ここでは、Utilityの仕事を探すにあたって、必須または、あったらいいという資格をシェアしていきます。
①RSA
- アルコールを提供する仕事に必須の資格。
- 未成年への提供ルール、飲酒のサイン、断り方・安全な対応、酒類の法律などを学ぶ。
- 対面クラス・オンラインクラスあり。
- 費用:$20〜60くらい。
- わたしがUtilityで働いていた時は、基本的にみんなRSAは持っていた。
- キャンプでお酒を扱うRetailやTavernなどで働く場合は必須になる。
- 値段も高くなく、難しい資格でもないので、取っておくのがおすすめ。
- 合格するとRSA Statement / Certificateがもらえる(紙ベース/PDF、カード)。
- 州ごとに基準が異なるため、働く州のRSAを取る必要あり。

②Food Handler
- 食品を扱う仕事に必要な安全資格。
- オンラインで取得可能。
- 費用:$20〜100くらい。
- 食中毒の防ぎ方、手洗い・清潔さの基準、温度管理(温かい料理・冷たい料理のルール)、交差汚染を防ぐ方法、キッチンの衛生管理などを学ぶ。
- ちなみにわたしは取得しませんでした。
(③Forklift)
- Forkliftの仕事は多くはないですが、リネンが山積みになった大きなボックスを動かしたり、キッチンの在庫などの倉庫で整理整頓をしたりするときに、必要になる。
- 費用:2日間で$400くらい。
- 基本的に1人〜2人ほどでやる仕事なため、大抵の人は必要ない。
- 前職で、Forkliftを使った仕事をしていた人は強みとして使えるチャンスがあるかも!

※Seekの募集要項をチェックしてみると、会社やエージェントによって必須・望ましいなど、基準がまちまちです。



個人的にはこの中では、RSAは必須、Food Handlerは必要そうであれば取るといった感じでいいのかなと思います。
Forkliftは優先順位はかなり低くていいと思います。時間とお金に余裕があったり、興味がある、Site Wokerとして働くことも考えている場合などは、取っておいてもいいかと。
FIFO Site Worker ほぼ全員必須資格
ここではマイニングサイトで働く時に、必要となる資格についてシェアしていきます。
”ほぼ”全員必須としたのは、マイニングサイトで働く職種でも、Operatorなどごく一部の人たちは必須ではない場合もあるからです。Seekの募集要項で確認をしてみてください。
基本的には、全員必須になるものです。
① Working at Heights
- 高所(落下リスクがある場所)で作業するために必要な資格。
- 建設現場、鉱山(FIFO)、倉庫、メンテナンス業務などで必須になる。
- ハーネスを装着した実技もあるため、オンラインでの取得は不可。
- 有効期限2年。(2年経ったら更新が必要。)
- 正式名称:RIIWHS204E – Work safely at heights
② Confined Space
- タンク・坑内・マンホール・配管内部など、出入りが制限され、換気が悪く、危険物が存在する可能性がある場所で作業するための資格。
- 有効期限2年。(2年経ったら更新が必要。)
- 正式名称:RIIWHS202E – Enter and work in confined spaces

③ Gas test
- 閉所作業や危険物を扱う現場で、ガス検知器を使って空気中の酸素濃度・可燃性ガス・有毒ガスなどを測定する資格。
- 有効期限2年。(2年経ったら更新が必要。)
- 正式名称:MSMWHS217 – Gas test atmospheres

3つセットでまとめて資格を取れる場所などもあるのでチェックしてみてください。
FIFO Site Worker あるといい資格
ここでは、全般的に持っていると使える資格についてシェアしていきます。(職種別の、必要な資格や持っているといい資格については、別のブログでシェアしていく予定です。)
※Operatorや一部の職種の方には当てはまらない場合もあります。
①Forklift
- 一番馴染みのあるフォークリフト。
- ハイリスクライセンス:High Risk Work Licence (HRWL)
- 最近は、ForkliftよりもTelehandlerをよく見かけますが、ハイリスクライセンスだということもあり、持っていて損はない資格。
- ただ、わたしはサイトで一度も操縦したことがないです。
②EWP(Over 11m)
- 高い場所での作業で使用。
- Under 11mではなく、Over 11mを取得するように!
- ハイリスクライセンス:High Risk Work Licence (HRWL)
- 操縦者だけでなく、この資格があればSpotterと言って、方向転換を指示したり、周辺とのコミュニケーションを取るなどの役割もできるので、あると仕事の幅が広がる。

③Telehandler
- ボディにブーム(腕)がついていて、先端のアタッチメントを交換することで、Forkliftみたいになったり、Craneみたいになったりする。
- 現場で、大きな資材を移動させたり、タイヤの取り付けなど、さまざまな用途で活躍している。現場ではかなり重宝される資格。
- Telehandler Operatorとして活躍する人がいるほど。

④HR Driver Licence(Heavy Rigid)
- HRライセンス = “大型のリジッド車(ボディ一体型の大型車)を運転するための免許。
- 大型トラックなどの運転免許証。
- 資格取得にかかる費用が高く、また取得も難しい資格。数万円の再試験費用を払って合格するまで受けるんだとか。
- ただし、HRがあると、アプライできる仕事の幅が広がる。
- HRに追加でWater Cartなどの資格を取れば、高時給のOperatorの仕事も可能。
⑤ Basic Fire
- 建設現場や鉱山、倉庫、商業施設などで必要になる「初期消火」の訓練。
- 一部のマイニングサイトでは必須資格となる場合がある。
- 仕事が決まってから資格を取得してもOK。(有効期限が2年のため、あまり早く取りすぎてももったいない。2年経ったら更新が必要。)
- 資格を取得した時の様子はこちら。
⑥ Provide First Aid & CPR
- オーストラリアで最も一般的な応急処置と心肺蘇生法の資格。
- 費用:1日で$120前後で取得可。
資格について知っておいてほしいこと
①Seekのチェックも忘れずに!
ここでシェアした情報を参考に、Seekの募集要項を見てみてください!
Seekの募集要項に載っているものが、最新情報であり、実際に会社が求めている人材です。
また、会社やエージェントによって、必須資格(you must have、essential)とあったらいい資格(not essential、preferred、desirable)というのが若干異なることもあります。
②資格はあればあるほどいい?
残念ながら、資格があるからといって、仕事が必ずゲットできるかと言われると、そうとは言えません。本当にCase by Caseなんですね。
例えば、わたしはたくさんの資格をとって、TA(Trade Assistant)にたくさんアプライしていましたが、全く手応えがなく、結局TAの仕事はゲットできなかったので、さらに追加でRiggingの資格を取ることにしました。(Riggerの仕事もそんなに簡単にはゲットできませんでしたが。)
ところが、サイトで出会った同僚は、わたしより少ない資格で、TAの仕事をゲットしていました。
一方で、資格を持っていると有利とも言えます。
わたしのパートナーはScaffolderとしてマイニングサイトで働いています。彼は、HR Licence(大型トラックなどの運転免許)を持っていたことがポイントとなり、継続的に仕事をもらえるようになりました。もちろん、資格だけではなく、彼の仕事ぶりなども認められての上ですが、現場では資材を運んだりするときに、大型トラックを運転する必要があるらしく、同僚の中でも彼しかHRを持っていなかったそうです。
また、わたしはEWP(Over 11m)の資格を持っていたのですが、たまたま何十人もいる現場でわたししかEWPの資格がなくて、実際にEWPで仕事ができた!ということもありました。
なんとも言い切れないので、なかなか難しいところですが、資格はあるに越したことはない!とは言えます。

③自分のキャパ・能力に合った方法を
仕事の経歴、英語力、コミュニケーション力、知り合いなどのコネ…これらの有無によっても、仕事のゲットしやすさは異なってきます。
わたしの場合は、仕事の経歴は少しあったものの、そのほかの部分で少し足りていないと感じていました。
それをカバーするために、資格をたくさん取って、少しでも補う・アドバンテージにしようと考えました。
資格を取るにはお金も、時間も必要になるので、ご自身の状況に合わせて考えてみてください。
ただ、仕事を始めてしまえば、資格にかかった費用は簡単に取り返せるので、「お金がもったいない」と考えて行動を起こせないよりは、今できることをやって備える!というのも一つの手だとわたしは思っています。
今回も長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございます!
少しでもお役に立てれば幸いです。
Have a good day!
※気軽にコメントお待ちしています!
※WA、Perthの情報が主になります。
※わたしは英語力・コミュ力低めです。なので、英語力・コミュ力のある方は、わたしほど苦労せずに仕事をゲットできる可能性があります!また、英語・コミュ力に自信のない方でも、努力と挑戦次第でマイニングの仕事はできます!応援しています!
※ワーホリ、マイニング未経験者の視点からまとめています。(経験者や技術職の方には当てはまらない部分もあるかと思います。)間違っている情報や、追加・修正などあればぜひ教えていただけたら助かります。











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