Workshopでどんな仕事をしているか

わたしは、今まで電動ドリルや、スパナーなどの工具を使った経験はなく、ましてや工場で働いた経験もありませんでした。それでも、現在、PerthにあるWorkshop(工場)で働いています。

Toolに触れたことが、全くないわけではないですが、以前、長野県にあるRebilding Center(リビセン)で、古材を使って家具をつくるワークショップに参加した時と、パートナーがオーストラリアで車の修理をするときに、少し手伝ったときくらいです。

数日働いて、少しずつ仕事にも慣れてきたので、実際にどんな仕事をしているか、どんな雰囲気なのかをシェアしたいと思います。わたしが働いているのは、トレーラーをつくる工場になります。

(まだわたしは新入りなので、基本的に一緒に働く人たちに、「これやってね」と言われたものをやることがほとんどです。)

その前に、Riggingするところを見学したので、その様子もシェアします。

ついに大物が来たな!とわくわく。

2つの天井クレーンを使って、タンクを回転させます。

その後、チェーンの位置を変えて、持ち上げます。

最後に、トラックに載せて完了。

やっぱり、近くで実際のRiggingを見ると、迫力もあってかっこいいなーと思いました。

次に、わたしが経験した仕事をいくつか紹介します!

①テールランプ設置

大きな穴に、ランプの電線を通し、小さな穴にネジを使って固定します。

まずは、取り付けるとろこのネジ穴がわずかに小さかったので、Impact Drillを使って、穴を大きくします。オーストラリアでも日本のMakita!

穴が気持ち大きくなりました。

次に、ちょっと変わった形のネジを使って、固定していきます。

こちらのRivet(リベット)というツールを使っていきます。(初めて使ってみたのですが、なかなか面白いやつです)

穴にネジを入れ、ツールでネジを締めるのですが、

ウイーン、ウイーンと締まった後に、「パン!」と音がして、先端の細いところが折れて出てきます。

出来上がりはこんな感じ。ハンダ付けのような見た目で、かなりしっかり固定されています。あのネジから、こうなるのが不思議でおもしろい。

最後に、電線を結束ケーブルで固定して完了です。

②タンクのネジ締め

こんな感じでタンクを固定できるスタンドを使いました。

接着剤をつけて、1箇所ずつネジを締めていきます。

他にも、こんな部品へのネジの取り付けもやりました。

③部品の取り付け

トレーラーに直接部品をつけていきます。

まずは、手で取り付けます。

その後、Impact(インパクト)とWrench(レンチ)を使って、しっかり締めていきます。(インパクトがドゥルルルル…と、ガチな音がします。)

こんな感じに、しっかり締まって土台の取り付け完了!

次に、この蛇口見たいなのを、取り付けていきます。

水漏れ防止のテープを巻いて、入り口にシール剤も塗って。

これは、電動ツールが使えないので、Wrenchを使ってしっかり締めていきます。

④ちょっとしたペイント塗装

まず、ペイントする部分の周辺にマスキングテープを貼ります。

ペイントする前に、Primerというものを塗ります。ペイントがきれいにしっかり着くのを助けることや、保護の効果もあるようです。

Primerが乾燥したら、上からペイントします。塗った瞬間にかっこよく浮き出てきたので、感動しました!

そのほかに、チェーンの塗装もしました。これはPrimerなしで直接ペイントしました。

⑤おまけ

車屋さんでよくある、スケートボードみたいなやつで、車の下に入り込んで作業するのも体験しました。

といってもやったことは、チューブが束ねられた結束テーブルを切るという、とても簡単な作業。でも中は狭くてなかなか難しかったです。

その都度、いろんな仕事を頼まれますが、どれも単純な作業が多く、初心者のわたしでも教えてもらいながら、問題なくできました。また、仕事も日本に比べると、せっせかせっせかとしておらず、みんなマイペースにのびのびと作業しています。(きっちりした取り決めもないので、納車などにどうやって間に合わせているのか謎ではあります笑)

わからないことは聞いたら親切に教えてくれる人ばかりです。わたしの働きぶりを見たり、何か言われたりすることはほぼありません。なので、逆に聞きたいことやわからないことは、積極的に自分から声を上げないといけません(日本の察する文化や、マンツーマンの新人教育のようなものはない)。

恥ずかしがらず、わからないことは自分から発信することが、自分の安全にも、周りの安全にも、そして仕事にもつながるので、変なプライドは捨てる必要があります。でも、そんなわたしを、ジャッジせずそのまま受け入れてくれる雰囲気が、オーストラリアにはあるように感じます。そんなところが、働きやすさにも繋がっているのかななんて思います。

また、女性も多くはないけど、わたしの働いているところでも、数名働いています。なので、興味のあるかたや、新しいことをやってみたい、時給のいい仕事がしたいなど、理由はさまざまだと思いますが、誰でも挑戦できると思います!

なんとなくでも、Workshopで働くのがどんな感じか、伝わったら嬉しいです。

Have a good day!

P.S. WorkshopでToolを借りるときの注意点

こんな感じで、いくつかのTool Boxが置いてありますが、個人持ちのものが多いです(写真の、赤と黄色は個人のもの、黒と青は会社のもの)。また、「このToolは僕のだから使わないでね。」という人もいれば、「僕のは自由に使っていいよ。使ったら元に戻してね。」と言ってくれる人など、さまざまです。

最初はわからないので、どれを使ったらいいか聞いてみたらいいと思います。

(個人持ちでこんな立派なTool Boxを持っているなんてかっこいいな)

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