まずは自分から信じる

日の出後の、キャンプの朝焼け。とっても美しい空です。

わたしはマイニングキャンプAとマイニングキャンプBでハウスキーピングを経験しました。ハウスキーピングは1−2人に分かれて、それぞれの担当の部屋を掃除します。

ここだけの話、自分の担当した分の掃除を手早く済ませて、残った時間は休憩したり、ランチタイムを長く取ったりする人が多いです。(仕事自体は任された分、ちゃんとやっています)忙しい時は1日の担当の部屋数もかなり多いので、日によって、仕事の楽さは異なります。

キャンプAで仲良くなった、おじいちゃんトカゲのカリ。

キャンプAのスーパーバイザーは、ハウスキーパーたちがたくさん休んでいることに薄々気づき、よく思っていませんでした。そこで、キャンプの中を見回ったり、掃除した部屋のチェックをしたり、細かい部分まできれいにすることを要求したりしました。データ上での進捗状況を確認したり(部屋の管理はタブレットを使って行うため、オフィスで確認ができる)、仕事が終わったらオフィスに集まるように何度も呼びかけたり。

それでも、ハウスキーパーたちの気持ちが変わるわけではなく、みんないい具合に仕事をして、休む時間も変わらず確保していました。また、この時のチームの雰囲気は、悪くはなかったけど、よくもなかったです。

このスーパーバイザーから、追加の仕事を頼まれた時も、わたしはなんだか気分が良くなかったのを覚えています。

キャンプBで遭遇した、化粧しているみたいなかわいい虫。

一方、キャンプBのスーパーバイザーは、(ハウスキーパーたちが長く休んでいることに、気づいているかどうかはわかりませんが…)毎朝のミーティングで、「Good job everyone!」、「Thank you for your hard working!」など、ポジティブな言葉をたくさん伝えてくれました。忙しくて、担当の部屋数が多い時も、「Don’t stress, you don’t need to clean all rooms.」と言ってくれる時もありました。ハウスキーパーたちに対する、疑いの気持ちは一ミリも感じませんでした。それよりも、みんなの働きを認めてくれていました。いつも穏やかで、笑顔かつフレンドリーな可愛いキャラクターのスーパーバイザーでした。他のスタッフとも仲が良く、みんなから慕われていました。このスーパーバイザーがいたときは、忙しかったにも関わらず、チーム全体の雰囲気がとてもよかったです。

このスーパーバイザーから、追加の仕事を頼まれた時、わたしは気分良く引き受けることができたし、このスーパーバイザーのためにできることを手伝いたいと、自然と思いました。

リーダーの役割やあり方は、他のメンバー個々にも、チーム全体にも大きな影響を与えるということを実感しました。上の立場の人が、余裕を持つことで、周りの人にも余裕が生まれました。

また、信頼関係を築くにあたって、自分から信じることが、相手も自分もハッピーな気持ちになり、お互いにいい影響を与えることを実体験しました。

わたしはいつも、自分で経験したことや目にしたことでないと、納得ができなかったり、自分の考えと違うことがあると、すぐに受け入れられないことが多いです。オーストラリアという、今までとは違う環境での、感じたこと、違和感とか不思議なことなどは、そのままにせず、こうやって振り返って、新しい自分の考えとして吸収していきたいです。(いざ、ブログに書こうと言語化するのも想像以上に難しいけど、続けるぞ)

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