愛を伝えるということ

今日は、ドイツ人の女の子と一緒にハウスキーピングをしました。

これからのことについて話したときに、彼女はドイツまたはヨーロッパの国に戻りたいと話していました。

お母さんや家族が恋しい。お母さんに何かあったときにすぐに行ける。わたしとお母さんはすごく仲がいい。オートラリアに住んで5年目ですが、6ヶ月に1回のペースでドイツに帰っているほど。周囲の友達からは、お金セーブできないじゃんと笑われたと言っていました。

それでも、自分の家族に対する思いをしっかり持っていて、表現していること、その思いに素直に行動していることが、わたしにはすごく魅力的に感じました。

実は、わたしは昨年に母を亡くしました。

家族やお母さんというワードが出てきて、ふと会いたくなりました。

話したいことも、一緒に行きたいところも、やりたいこともたくさんあります。

母は、急に体調が悪くなったので、私たちは最後の思い出作りだとか、家族でゆっくり過ごす時間を作ったりすることができませんでした。

なので、もっとこうしてあげたらよかった、と悔やまれることを考え出したら切りがありません。

ですが、わたしが母と別れる直前に、やってよかったと思っていることがあります。

それは、「サランヘヨ(韓国語で愛しています)」と伝えたことです。

わたしはこうやってストレートに、愛を伝えること・愛の言葉を受け取ることを経験せずに、これまで生きてきました。わたしの家族は、仲は良いけど、「好き」とか、「愛してる」という言葉は、お互いに伝え合たことはほとんどありませんでした。

愛を自分から伝えることの大切さについて学んだのは、最近のことなので、自分でも、このときによく言えたなぁと少し感心しています。でも、もう時間がなくて、最後に母に伝えたいと咄嗟に出た言葉が、愛しているでした。

眠りにつこうとする母から返事はないし、届いたかもわからないけど、それでも伝えるという行為によって、わたしの心は満たされました。このときに、見返りを求めず、自分から与えることの素晴らしさを実感することができました。

やっぱり母に会いたい気持ちが増して、寂しかったので、妹たちとのグループラインで話しました。

そしたら、「わかる」、「そういう時よくあるよ」と、返事が来て、とても救われました。

そんな大事な家族に、今まで恥ずかしくて言えなかったけど、

「わたしはあなたたちのこと、愛しているからね。私たち幸せになろう。」とボイスメッセージを送りました。

わたしが急に伝えたくなって、伝えてみました。直接ではなくメッセージだったので、妹たちがどのように受け取って、どのように感じたかはわかりません。でも、伝えたわたし自身は、とても気分が良く、心が温かくなったので、それだけで十分だと思いました。相手への見返りや、期待は必要ありません。ただ伝えるだけ。

それで、最近はパートナーにも毎日「愛してる」という言葉を伝えています(たまにパートナーに先に言われてしまうこともあるけど)。自分がパートナーに伝えても、パートナーがわたしに伝えてくれても、どちらも心が温かくなります。わたしはこの感覚がとても幸せです。これを続けて、将来、家庭を持って、子どもと暮らしているときにも、愛を伝える姿を子どもたちに見せたいし、わたしも子どもたちに日々、愛を伝えていきたいです。

✴︎自分に取り入れたいこと

自分の大事にしていることに自信を持って、表現すること。

その、大切な価値観にしたがって、行動すること。

自分から愛を伝えること。

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