番外編:西オーストラリアの鉱山が舞台!実話に基づいた小説から生まれた鉱山労働者必見の映画「Red Dog」

以前、友人に勧められて読んだ小説「Wonder」をきっかけに、すっかり洋書にハマりました。といっても、Wonderはヤングアダルト向けの小説で、かつ映画化もされていて、先に映画を見たことでとても読みやすかったのもあり、いい始まりだったように思います。(オーストラリアから日本に本帰国する前にも、実は古本屋やOp Shopで洋書をたくさん買い込んで、帰りの荷物はかなり重くなりました。)

そこで、パースにいた時に、せっかくならオーストラリアの小説が読みたい!と思い、AIに相談してヤングアダルト向けの洋書をいくつかピックアップをしてもらいました!

そのうちの一つが、今回シェアする「Red Dog」です!

このRed Dogはオーストラリア映画で一番好きな映画になりました。オーストラリアの映画を他に知らないので、初めてのオーストラリア映画ではありますが、忘れられない作品です。

Red Dog

Red Dogは1970年代にオーストラリアで実在した1匹の犬の実話をもとに作られた作品です。

特定の飼い主を持たず、鉱山の街Dampierで、自由気ままに移動しながら、孤独な労働者たちの心を開き、鉱山で働く人々や地域コミュニティみんなに愛された伝説の犬でした。

イギリスの作家ルイ・ド・ベルニエール(Louis de Bernières)がオーストラリアを訪れた際、Dampierの街に建てられたRed Dogの銅像を目にします。彼が地元の人々から犬にまつわる数々のエピソードを聞き、それをもとに2001年に書き上げた短編小説が「Red Dog」です。

この小説をもとに、オーストラリアで映画が制作され、大ヒットを記録し、多くの人に愛される感動作となったそうです。

映画版 Red Dog

わたしはRed Dogの本から入ろうとしたのですが、オーストラリア英語またはイギリス英語で書かれていて、ヤングアダルト小説とは言いつつも、慣れない表現や言い回しが多く、読み進めるのにとても苦労しました。

パースやWAの地名が出てきたり、マイニングに関することもよく出てくるので、そういった部分では親近感が湧きつつも、話に入り込めず…。

そしたら、たまたまオーストラリアのNetflixでRed Dogが観れることに気づきました!

現在も観られるかは分かりませんが、2026年4月の時点ではオーストラリアのNetflixで観ることができました。残念ながら日本のNetflixでは観ることができません…。

この映画が本当に素晴らしかったんです!

オーストラリアでロードトリップをしたことがある方なら一度は見たことのある、砂埃舞う広大なアウトバックの景色をバックに、美しい音楽とともに映画が始まります。

多国籍な人で賑わう、昔のマイニングサイトやパブのレトロで平和な雰囲気で、苦楽を共にする鉱山労働者たち。

映画の中でもいろんな国や地域から出稼ぎに来ていて、みんなでバスで現場に向かったり、僻地に住み込みで生活したり、今も昔も、FIFO・マイニングのあり方って同じなんだなぁと感じました。

後半部分で、Red Dogが1人でヒッチハイクをしながら旅をするのですが、なんと船に乗って日本にもやってきます!

クスッと笑える場面や、オーストラリアのありのままの自然に癒されたり、人間のドラマもあったり…そして、なんといっても涙なしでは観られない物語になっています。

オーストラリアにいる方はぜひ一度チェックしてみてください!

日本で観たい場合は、AmazonにてDVDやブルーレイで視聴が可能のようです。

小説版 Red Dog

小説のデザインはいろんなものがあるのですが、わたしがゲットしたのはこちらのデザイン。

古本屋やOp Shop、FacebookのMarketplaceなどは、タイミングや巡り合わせもあり、この小説を見つけるのにはなかなか苦労しました。

何軒か回り、運よくわたしが探していたタイプのデザインの本を見つけることができました!

ヤングアダルト向けなので、本のボリューム自体は多くはなく、英語でつまずかなければサクッと読める方も多いと思います。

Amazonで紙でも、Kindleでも読めるようです!

簡易化されたバージョンも見つけました。こちらは紙の本です。

物語の舞台であるWAのDampierとは

Red Dogの舞台となったDampierは、西オーストラリアの北部、Pilbara地域に位置する街です。Broomeから西に向かい、Port Hedlandを通り越してさらに西に進むと、Karrathaという街があり、そのすぐ近くにあるのがDampierです。

Port Hedlandを南下すると有名なKarijini National Parkがあり、Karrathaからさらに西に向かうとExmouthがあります。

Karratha is callingより引用

このマップに出てくるほとんどの地域は、FIFO・マイニングの仕事をしたことがある人であれば、一度は聞いたことがある・行ったことのある地名がたくさん載っています。

わたしはロードトリップを終えた後に、Red Dogの物語を知ったので、残念ながらDampierに行くことはできなかったのですが、Red Dogにちなんだ銅像があるようです。

Destination Pilbaraより引用

これからWAでのロードトリップを予定されている方は、ぜひチェックしてみてください!鉱山の街ですが、美しくて穏やかな海辺の街としての顔を合わせ持っているんだとか。

こちらのサイトでも街のことが紹介されています。Karratha is Calling

ちなみに、WAでFIFOの仕事をしていると、たまに仕事の募集でDampierの仕事があったりするので、仕事で行く!なんてこともあるかもしれません!

元々あまりよく見かける地域ではないですが、Slat Mineはたまーに見かけます。

オーストラリアの自然や人々の美しさもぎゅっと詰まった作品で、3年間過ごした西オーストラリアのパースを去る前に出会えて本当によかったと思えた物語でした。

実家で飼っている犬に思いを馳せたり、家族や友人と過ごす時間を大切に思うようになったり、いろいろこれからの過ごし方を考えさせられもしました。

オーストラリアの鉱山やアウトバックがどんな感じか知りたい方にもおすすめです。鉱山の様子に関しては、時代と共に少し変わってきてはいますが、雰囲気だけでも楽しめると思います。

ぜひチェックしてみてください!

Have a good day!

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