爪のささくれから化膿したけど、自力で対処してみました

まさかの、マイニングサイト(僻地)で仕事をしている時に、爪のささくれを剥いたところから、化膿してしまいました。病院にも行けないし、限られた物品しかない、マイニングサイトでどうしよう!と焦ったのですが、ネットで調べて、冷静になって対処したところ、自力で治すことができました。 

あくまで個人の体験のシェアです。参考にされる場合は、自己責任でお願いします。) 

爪のささくれを自分で剥いで、軽いものは痛みもなく、すっきり取れることがありますよね。 

でもたまに、爪の際から出てきたものを剥いで、めちゃくちゃ痛いことがあると思います。でも数日経つと、痛みは落ち着いていました。

今回も、それと同様に剥いだところ、痛みが持続し、気づいた時には赤く腫れて、動かしたり、何かが当たったりするだけで激痛。

さらに、しばらくすると、爪の際の皮膚の内側がやや黄色くなっている…!

しかも、どくどくと脈を打つように、疼くような痛みがありました。

これはやばいかも!と思い、ネットで検索してみたところ、「ひょうそ(または爪周囲炎)」という、細菌感染症があるみたいでした。

主な治療は、膿の排出と抗生剤の投与、とのことですが、

「膿を自分で出さないで(傷からさらに細菌が入り、悪化してしまう恐れ)」という病院もあったり、「放置すると、炎症が悪化して、骨まで達して壊疽してしまう」などと、そのまま様子を見るべきではなさそう。

でも、病院に行くとしても、Perthに戻るまでまだ1週間以上あったので、そのまま放置するのも痛いし、危険そう。この程度でわざわざ病院に行くのもなあ…となんとも悩ましい。

異国のオーストラリアで、さらにマイニングサイトという僻地で、こんなハプニングが起こるとは。

不安ありつつも、自分でまずはやってみよう!ということで。

さっそくマイニングキャンプにあるショップに行ってみたところ、イソジンが売っていました!

ありがたい!$14もしますが、今は売っていてくれていたことに感謝で、気にしません笑。(後からWoolworthで見てみたら同じ$14でした!)

確かに、怪我したりすることもありえるので、マイニングキャンプで売ってるのには納得。

でも抗菌薬の塗薬はどうしようかなーと思ったところ、たまたまカンジダになった時に使えるように、日本から軟膏を持ってきていたことを思い出しました!

調べてみると、爪周囲炎を起こす菌にも、細菌性・ヘルペス性・カンジダ性などさまざまな種類があるみたいです。

もしかしてカンジダ菌による炎症だったら、効果があるかもしれない!

違ったとしても、塗っても悪影響はなさそうだし、何も塗らないよりはいいだろうと判断し、使ってみることに。

意を決して、自分で対処してみました!

①机に十分なスペースと、物品を手の届くところに準備します。今回は、マイニングサイトのため限られたものの中で使えそうなものたちをピックアップしました。

 ・トイレットペーパー

 ・綿棒

 ・イソジン(売店で購入)

 ・日本から持参してた軟膏

 ・爪切り

 ・毛抜き

 ・リュックに付けていた記念品のピンバッチ

 ・絆創膏

②手をよく洗います。

③化膿した部分と周囲にイソジンを塗って乾燥させます。

④膿を出すための穴を皮膚に開けるために使う、ピンバッチ・爪切り・毛抜きにもイソジンを塗って消毒。(ライターなどがあると良かったのですが、今回はなかったのでイソジンにて消毒。)

⑤皮膚に穴を開ける。(これが、かなり痛い!そして難しい!)

思ったより穴を開けるのが簡単ではなく、なかなか手こずりました。3つの物品を試して、ピンバッチと爪切りでなんとか小さな穴を開けることができました。周辺の皮膚も少し傷付きますのでご注意を。

⑥穴が空いたら、黄色い膿がぷくっと出てくるので、周囲を圧迫して全て出す。(これもかなり痛い!泣)

⑦全て出し切ったら、水で洗って、乾燥させる。

膿を出した後の様子。周囲が腫れていて、まだ痛々しい。

⑧イソジンを傷と周囲に塗って乾燥させる。

⑨綿棒を使って軟膏を塗る。

⑩絆創膏を貼る。

痛みはまだ残っているものの、膿を出したら、かなり楽になりました。

次の日も仕事で、グローブをはめて仕事をしたり、ほこりなど汚い環境なので、少し心配でした。なので、仕事の時は絆創膏を2枚使って、バイ菌が入らないように頑丈に保護して、手を洗うときも、処置した指に水がかからないように気をつけました。

初めの2・3日は、様子を見ながら朝晩同じ処置をしました。落ち着いてきたら、寝る前にだけに処置をしました。

その後、1週間くらいして、痛みはなくなり、皮膚の赤みや腫れも引いてきて、気づいたら治っていました。(とある皮膚科の情報でも1−2週間の安静が望ましいとのこと)

さらに悪化しなくてよかった!という安心の気持ちと、自分で調べて考えて行動して、対処できたという自信に繋がりました。

これからは、爪のささくれは容易に剥がさないようにしようと思った出来事でした。ハンドクリームもこまめに塗って、ささくれ防止も!オーストラリアは日本より湿気が少なく、乾燥するので本当に保湿は大事です。

また、常備薬にイソジンも追加されたのでした。

ブログを書くことで、自分の日々の経験や失敗から、いろんなことがアップデートできておもしろいな!と感じました。

小さなことでも、やっぱり体の健康って大事ですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

Have a good day!

P.S. マイニングキャンプでもしもの時、キャンプにはメディカルがあります。わたしは利用したことがないですが、簡易的な処置やアドバイス、Drと話ができるみたいです。

以前、同僚が目にものもらいができて、目が腫れてしまった時に、キャンプにあるメディカルに行っていました。結局、その同僚はキャンプでできる処置がなかったため、すぐにPerthに戻りました。

体調不良や怪我などの時は、Supervisorに相談し、メディカルを利用できることも知っておくと安心ですね。

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