「コーヒー片手に教育対話〜フィンランドをヒントに、本質を見つめる〜」in名古屋に参加して来ました!

オーストラリアでのワーホリも残すところ、5ヶ月となり、そろそろ本格的にフィンランドワーホリについても、準備をしていかなければと少し焦りも感じているTuulikkaです。

先日、1週間の休みで韓国に行ってきたと思ったら、諸事情あり、翌週から急遽日本に一時帰国することになりました。

今回は、完全に1人での一時帰国で、事情を除いては時間にも余裕があったので、行きたいところ、やりたいこと、見たいこと、食べたいもの、読みたいもの、全部やってやるぞ!ということで、楽しんできました。

そのうちの一つが、タイトルにもある「コーヒー片手に教育対話」というイベントに参加することでした。

フィンランドに滞在しながら、教育に関することを発信している、杉山美咲さん主催のイベントです。

このイベントの様子や、学んだこと、考えたことなどを、今後の自分のための記録も兼ねて、シェアしていこうと思います。

コーヒー片手に教育対話とは

「コーヒー片手に教育対話」は、フィンランド在住の元高校英語科教師の杉山美咲さんによる、フィンランドの教育のあり方や学ばれたことをもとに、教育についてみんなで語り合うという企画です。

”コーヒー片手に”は、フィンランドのリラックスしていろんなことを人と分かち合える、学校の職員室をイメージしているのだそうです。(実際の職員室の写真を見せていただいたら、ソファーがあって本当にカフェのような広々とゆったりした雰囲気で、日本のカチッとしたタバコとコーヒーの匂いが漂う職員室とは全く違いました!)

イベント主催者の杉山美咲さんを知ったきっかけを、はっきりとは覚えていないのですが、インスタでフィンランドの教育に関する発信を見たからだったと思います。

フィンランドの教育の実際の様子だけでなく、フィンランドでの生活のことなども発信されていて、自分がフィンランドに行く前のイメージトレーニングにもなり、いつも楽しく見ています。

また、自分が完璧主義な部分があることなど、ご自身のことをさらけ出した投稿を見て、彼女の誠実さやいろんな自分を認めている姿に魅了され、「いつか絶対お会いしてみたい!」と思っていたところ、たまたまわたしの一時帰国のタイミングで、美咲さんも日本に帰国して、イベントを開催するということで、滑り込みで申し込むことができたのでした!

Instagramより引用。

わたしのように、入り口がフィンランドの方が多いのかなーと思っていたら、現役の先生や、発達障害の子どものために活動している方、保育士、学童支援員、お子さんをお持ちの親御さんなど、がっつり教育!という方が思ったより多かったです。

それでも、3名の方のシェアはとてもわかりやすく、教育関係のことはあまり詳しくないわたしでも、理解しやすかったです。(質疑応答では、教育制度や他の国の教育視察との比較など、プロフェッショナルなやり取りも多々ありました…!)

わたしが今回、参加してみたいと思ったのは、フィンランドの教育に興味があったのもありますが、教育関係者だけでなく、1人の大人として、今後子どもと関わっていく上で、学べることがあるのではないか、また自分自身の成長のためにと思ったからです。

こちらがイベント主催の杉山美咲さん、笑顔とパワフルさが素敵な方でした。

ここからは、今回のイベントでの学びの中で、印象に残ったものをいくつかシェアしていきたいと思います。

子どもの幸せWell-beingを中心に

例えば、フィンランドでは6歳〜18歳の教育費は無償であり、すべての人が平等に良質な教育を受けることができます。また、フィンランドはほとんどが公立学校で、どこの学校がいいなどの評価も日本のようにはせず、「家の近くの学校がいい学校」と言われているそうです。学習塾もなく、成績や数字で決めるのではなく、一人一人の考えを聞いて受け入れること、どんな人を育てたいか?という本質的な部分に力を入れています。

学校現場の雰囲気

フィンランドの教育目標として、Equity(公平)を土台に、Accept (受け入れる)・Trust (信頼)・Empower(機会を与える)があり、これが先生同士、先生と子どもとの間で、循環しているとのこと。一方通行ではなく、循環することで連鎖が起きて、風通しの良い環境ができているのだそうです。

フィンランドの学校の職員室で、先生同士がソファーに座ってコーヒーを飲みながら、話している姿を想像するだけでも、余裕を感じられます。

また、公立学校の教室や授業の様子などを見ても、ソファがあったり、数学の授業中にダーツをしたりと、学校とは思えないほど、開放的なイメージでした。

生涯学習と居場所の文化

学校外の居場所の一つとして紹介されたのがYouth Centerです。

バンドセットやキッチンなどが無料で使えるようになっている施設で、自分のやってみたいことに触れることができ、若者の自由活動の場が整っています。また、そこで働いていた職員の方も、「自分も昔はここでお世話になったから、ここで働けることが嬉しい!」と笑顔で話していたそうです。

また、子どもだけでなく、大人になってからもいつでも学び直せるという社会の風潮があり、実際にキャリアチェンジをしたり、大人になってから新しいことを学ぶ文化・カリキュラムが整っているそうです。

やり直しの効く社会では、失敗しても”ここにいて大丈夫・挑戦し続けられる”という安心感があり、自分が本当になりたいものになるのを社会全体が助けてくれていると言えます。

教育で育つ価値観

フィンランドの教育目標の中に、Sustainable future buildingという考え方があります。評価されるための学びではなく、生きるための学びができること自体が、Sustainabilityと言えるのではないでしょうか。

冬が暗いフィンランドでは、自殺率も高いことでも知られていますが、高校生から心理学が必須になっており、大人になる前から精神・自己理解について学ぶ機会があります。

フィンランドも少子高齢化は進んでいるようで、例えば小中学校が同じ建物の中にあり、小学生・中学生と歳の離れた世代が関わる機会を作ることと同時に、経費を抑えると言った対策などもあるそうです。

また、子どもと子どもを競わせるのではなく、個性とペースを尊重した教育は、自分も他人もありのままを認めるということを、育ちながら学べる環境であり、学業としての学びだけでなく、今後の人生でも役立つ価値観ではないかと思います。


わたしが子どもの時は、自分がなりたいものについて深く考えることが少なく、また、そういうことを考える機会や環境もあまりなかったように思います。勉強・成績ばかりを重視し、大人になってから自分がわからない!と悩みました(今もまだその途中です)。なので、フィンランドの、子どもの頃からどんな人を育てたいか?という本質的な部分に焦点を当てた教育は、すごく魅力的だなと感じました。

イベント後半は、参加者から寄せられた質問や疑問について、みんなで話していくという感じで進みました。

配られた付箋に気になることなどを書いていきます。

案の定、すごくたくさんの付箋が集まっていて、全てについて話はできませんでしたが、主催側と参加者が話し合う、イベントの名前通りの「対話」があって、一つ一つのトピックが盛り上がったり、どんどん広がっていったり。

また、「対話」ということで、みんながフラットに自分の意見を言い合ったり、質問しあったりすることができる雰囲気が、平等や誰も取り残さないといったフィンランドの教育理念につながる部分もあって、とてもよかったです。

これからのこと

ここからは、今回のイベントの内容とは少し話がずれるかもしれませんが、影響を受けたこと、わたし自身の考えの整理として、今後のことも踏まえて記録していきたいと思います。

今回の一時帰国で、このイベントに参加する前に、初めて神奈川県の逗子市という街を訪れました。

下町感あふれるのレトロな建物がたまらない逗子駅。

海の近くの下町で、カフェや食堂、お世話になったゲストハウスでも、すごく人が温かくて、お気に入りの住みたい街に新たに追加されました。

その時に滞在した、Amigo Houseというゲストハウスが、コーワーキングスペース、ゲストハウス、シェアハウス、フリーアコモ(掃除・洗濯などの手伝いをする代わりに宿泊費無料)などいろんな役割を兼ねた素敵な場所だったんです。

また、スタッフの方のお子さんが、滞在者の方と関わっているのを見て、わたしが将来いいなと思い描いている様子と近いものを感じました。(これは少し長くなりそうなので、改めてまとめたい…!)

  • 自宅と学校以外の居場所作り
  • 子どもの時からいろんな人・大人と関われる機会
  • 誰でも気軽に立ち寄れて、交流ができる
  • 国際交流・多文化交流ができる

などなど、Amigo Houseで見て感じたことをもとに、逗子の街を歩きながらいろんな妄想をしていました。

わたしは人、子どもと関わることが好きだけど、両方ともですが、特に子どもに対しては、どういう風に接したらいいか、どう反応したらいいか、子どものためにを考えると、よくわからなくなってしまうことがあるので、そういった意味でも、フィンランドで個性を尊重する教育や人との関わり方を感じて来たいなと思いました。

また、わたしの理想を実現させるために、収入をどうするか、というのが課題の一つにあります。儲けたいわけではなく、維持・改善・向上させていくためにはやはり、収入について考える必要があります(やはりお金について考えるのは苦手…)。カフェや本屋もいいなと思っているので、それもありですが、お金のやり取りがなくても、無理してお金を使わなくても、居心地のいい時間を過ごしたり、人との交流ができたらいいなとも考えたりします。

特に子どもの時は、わたしもお金が自由に使えたわけでもなく、限られていたので、子どもたちの来やすさも大切にしたい部分ではあります。また、親と一緒でも、大人だけでも、子どもだけでも、自由に行き来ができるのがいいなというのが理想にもあるためです。

先ほど、フィンランドのところで出てきた、Youth Centerみたいな感じで、子どもも幼い頃からいろんなものに触れられたらいいなーというのも考えます。

朝から海で遊ぶ子どもたちがいる素敵な街。後ろには富士山と江ノ島!

そうしたら、今回のフィンランドの教育イベント後の帰り道で、参加者の方と話していた時に、「私設図書館」というものがあるよ!と新しいことを教えていただきました。個人や民間団体が運営する図書館らしいです。本棚に対して、家賃制度みたいなものがあったり、なかなかおもしろい仕組みだなと思いました。すでに愛知県にもあるらしく、いろいろ調べてぜひ行ってみたいなと思いました。(このイベントがオーストラリアに戻る直前だったので、今回は断念。)

今後、自分の夢を実現するためのヒントになるような気がしました。自分が知らないだけで、日本や世界にはすでにたくさんの素敵な新しいあり方の場所があるということも、今回の発見でした。

まとめ

フィンランドの教育や社会について知り、フィンランドに行く前に、新しい視点・フィンランドで見て感じたいものが少しずつ明らかになり、すごくいい機会でした。

改めて、何かに情熱を持って取り組む人たちはかっこいいし、生き生きしているな!といい刺激ももらいました。また、新しい出会いに恐れず飛び込むことで、自分のことや考えを見つめ直すことができ、さらに新しい発見ができたのがよかったです。わたし自身も成長・変化しながら進んでいるということを感じられて、嬉しくなりました。

Youth Centerはぜひ訪れてみたいと思ったし、フィンランドで過ごす時の、新たな視点も得られました。フィンランドに行く前に、もっともっとフィンランドのことを下調べして向かいたいです。

また、政治や社会福祉、学校制度などは、日本で今すぐ変えていくことは難しいけれど、今回のイベントでお会いした方たちのように、日本の教育をよくしたい!と実際に活動されている方たちもたくさんいらっしゃることを知り、わたしも日本の未来のために、大切な人たちのために、頑張りたいなという気持ちが前より強くなった気がしました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!Kiitos!

Have a beautiful day!

P.S. 逗子から電車で30分で行ける鎌倉にある、以前からずっと行ってみたかったフィンランドのパン屋さん、ライ麦ハウスにも行って来ましたー!

フィンランドの伝統的なライ麦の皮にミルク粥を詰めたKarjalanpiirakkaは、本場フィンランドで食べた優しい味に近くて、本当においしかったです!

Karjalanpiirakka カレリアンピーラッカ
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