フィンランド語勉強中に知った、Oodiに込められた思い
Moi! Tuulikkaです。
フィンランドワーホリに行けることが確定して、いよいよ準備を始めないと!と思いつつも、まだまだオーストラリアで忙しくも、充実した日々を過ごしていました。

やっとフィンランドのワーホリ申請のブログも更新できて、一区切りということで、本格的にフィンランド語の勉強を始めました!
以前、フィンランドに行った時に購入した、フィンランド語の本を開き、はじめのフィンランド語のアルファベットや発音の部分を、Youtubeも使いながら学び始めました。

参考にしたYoutubeはこちら。
単語の例としてたまたま出てきたOodi
アルファベットの ooの発音のところで、
Oodi = an ode
と紹介されました。
わたしは、「あ!ヘルシンキのOodiが出てきた!」と、知っている単語が出てきて嬉しいのと同時に、わたしにとって馴染みのなかったodeって、どういう意味の言葉なんだ?と疑問でした。そもそもOodiの意味や由来も知りませんでした。

odeとは
ode
a poem expressing the writer’s thoughts and feelings about a particular person or subject, usually written to that person or subject. 特定の人物や主題についての作者の考えや感情を表現した詩。通常はその人物や主題に向けて書かれたもの。
Cambridge Dictionaryの説明ではあまりしっくりこなかったのですが、Merriam-Websterの2つ目の説明に、
something that shows respect for or celebrates the worth or influence of another. 他者の価値や影響力を尊重または称賛するもの。
と表現されていて、一人一人を尊重する感じが、なんとなくOodiと名付けられた理由がわかってきたような気がしました。
日本語の場合、
- 頌歌、賛歌などを意味し、人・物・出来事などを称える詩のこと。
 - 古代ギリシャでは、音楽に合わせて歌われる形式的な詩。
 - 現代では、「美しいものや感情を深く称える詩や作品」という意味でも使われる。
 - 「何かを深く敬い、美しさや感動を込めて表現したもの」という詩的で芸術的なニュアンスを持つ。
 ーChat GPT
アート的な意味合いも持っていて、なんともフィンランドらしく、美しいなと思ったのでした。

Library Oodi = A Library Ode

2600件の公開コンペによって、選ばれたというOodiという名前。
- 覚えやすい
 - 短い
 - 発音しやすい
 - 文章の中で使いやすい
 - 国際的な聴衆に説明しやすい
 - 多くの言語で使える
 - フィンランド建国100周年という象徴性に合致する
 - 言葉が美しい
 - 文学、ひいては図書館という機関に結びつくもの
 - フィンランド全体、文学、文化を扱う図書館を特定の人物にちなんで名付けたくない
 
など、さまざまな要件を慎重に検討して選ばれたそうです。(Oodi Helsinki Central Libraryより)

また、欧州文化・創造性のプロジェクト紹介サイトでも、下記のように紹介されています。
The name “Oodi” was chosen for to convey a sense of homage and tribute to the city and its residents. Translating as “Ode” the name reflects the library’s role as a celebration of culture, knowledge, and democracy. 「Oodi」という名前は、この街とその住民への敬意と賛辞を表すために選ばれました。「頌歌」と訳されるこの名前は、文化、知識、そして民主主義を称える図書館の役割を反映しています。
ーEuropean Commission

フィンランドの魅力を再認識
フィンランド語の勉強をきっかけに知ることになった、Oodi(ode)の意味。
こういった名前の決め方にも、みんなのこと、美しさ、使いやすさ、そのものの象徴、時代や社会に左右されずにずっと使えるなど、さまざまな視点から検討されていて、フィンランドの魅力を改めて感じました。
わたし自身も、名前をつけたり、何かを始める時には、”意味のあるもの”にするためによく考えることがあります。ずっと使い続けるものだから、思い入れのあるものの方が大切にできるし、ずっと愛おしく思える気がします。実は”Tuulikka”もフィンランド語にちなんで、わたしが考えた言葉なんです。
そういった部分で、フィンランドと分かり合えたような気がして、すごくハッとして、嬉しくなりました。こういう部分も自分に合っていると感じて、フィンランドに惹かれるのかもしれません。
この感覚を忘れたくないなと思い、ブログに残しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!Kiitos!
Have a good day!
Moi moi!

P.S. その他にフィンランド語から学んだ英単語
①miljöö = a milieu
ööの発音のところで紹介された、またまた馴染みのない、milieuという単語!
調べてみたところ、フランス語由来の言葉で、「環境」「雰囲気」「社会的背景」と言った意味があるようです。
Ex) The cafe had a relaxed, bohemian milieu. そのカフェにはリラックスしたボヘミアンな雰囲気があった。
響きの美しい単語を知ることができて、ちょっと楽しくなったのでした。
②nunna = nun
nun:修道女、尼僧
monk:男性の修道士
convent:修道女の住む修道院
monstery:修道士の住む修道院
フィンランド語のnunna。なんか似ている言葉を知っているなと思ったら、イタリア語のnonna:おばあちゃんでした!
③dubbaus = dubbing/dub
映画やテレビなどで「吹き替え」の意味。
④gaala = gala
gala:祝祭、華やかな催し、祝賀行事
festivalよりも上品でフォーマル、partyよりも格式高く特別な感じ。
”好きこそ物の上手なれ”というように、英語の勉強はあまり乗り気にならないのに、新しいフィンランド語を知るのが楽しくて、おまけに英語も学べて得した気分です。

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